週末に開催されたUFC247のメインイベントでは、ライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズがドミニク・レイエスを判定で下してタイトル防衛に成功しました。
今回の試合は3-0で判定勝ちでしたが、試合後にはレイエスが勝利するべきだったとする声も上がっていました。
判定の中には49-46をつけるジャッジもいましたが、ジョーンズは試合後の記者会見で、レイエスはジャッジから軽視されていたとは思わないと語っています。
「彼が軽視されていたとは思わない。私はテイクダウンやバックを取ったが、彼はそうではなかった。それにある時点ではフックも入れていたからね。第五ラウンドでは、私たちの出力の違いに驚いたよ。でも私は試合を見ないといけないね。試合を見ていないから、自信を持って話すことは難しい」
試合は序盤の第一と第二ラウンドは、レイエスが攻めてジョーンズを圧倒する場面もありました。
しかしジョーンズは最初の10分間も落ち着いて冷静だったと語っています。
「パニックにはならなかったよ。私の頭の中では、彼がそれを維持できるのかどうかを確かめたいと思っていたんだ。そして彼がそれを維持できなかったことがわかった。だから結果を受け入れなければならないんだ。仕事をするということは、必ずしも楽しいことばかりではない。試合の大部分がそうなんだ。でも手探りのときの彼は素晴らしいプロセスだった。彼が最高のパンチを入れることができるとわかったんだ。(パンチを受けた)私のあごはとても過小評価されていると思うよ」
序盤は苦戦していたジョーンズでしたが、特に第五ラウンドでは大きな力を発揮できたと語っています。
「私はいつも試合に勝てると自信に溢れているわけではない。でも諦めたりスローダウンしたりしないことには自信があるんだ。(コーチの)グレッグ・ジャクソンが私に、『ジョン、君が試合に勝つためには第五ラウンドに勝つ必要がある』と言ったんだ。だからチャンピオンである私の気持ちは、『コーチ問題ないよ。あなたのために全力を尽くすよ』って感じだった」
「チャンピオンと素晴らしいコンテンダーの違いを示せたと思っている。彼には全て揃っていた。でもチャンピオンであると示すときが来ると、何か特別なことが起こるんだ。今夜、みんなが第五ラウンドでそれを見たんだよ」
ジョーンズはレイエスとの再戦することに問題ないとしながらも、どうなるかはUFC次第だとしています。
「ドミニクは今夜負けたことに対する弁解はしようもないと思う。彼は負けたんだ。試合は接戦だったが、負けは負けだよ。彼が1000回トライしたとしても、私は毎回彼を追い詰めることができると思っている。最も困難なチャレンジを受け入れることが私の仕事だ。それがチャンピオンなんだ。ダニエル・コーミエやアレクサンダー・グスタフソンと2回戦ったが、問題なく契約書にサインした。もしみんなが再び私とドミニクが戦うのを見たいのなら、それが実現するかはダナ・ホワイト次第だね」