インタビュー・コメント

ホワイトがブラホビッチ対アデサンヤの可能性を示唆

ミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサンヤとライトヘビー級チャンピオンのヤン・ブラホビッチが今後対戦する可能性があります。

今週末に行われたUFCファイトナイト終了後の記者会見でダナ・ホワイトは、アデサンヤがライトヘビー級タイトルに挑戦する計画を示唆しました。

ホワイトによると、UFC254で勝利した元チャンピオンのロバート・ウィテカーがアデサンヤの次の挑戦者に相応しいと考えていたようです。

しかしウィテカーと話し合ったもののアデサンヤとの再戦に興味を示していないことから、アデサンヤにライトヘビー級チャンピオンであるブラホビッチへの挑戦を認めたということです。

「ファイトアイランドで行われた前回の試合が終わった後、ウィテカーに戦う必要があると説得しなければならないと思った。でもウィテカーは戦いたくないと言ったんだ。これまで見た中で最もクレイジーなことだよ。だから今はイスラエルと話し合う必要はない。ウィテカーにはタイトル挑戦が相応しいと思っていたが、ウィテカーは望んでいないから彼にやらせることにしたんだ」

もしアデサンヤがブラホビッチに勝ってライトヘビー級タイトルを獲得すれば、UFC史上5人目となる2階級タイトル同時戴冠となります。

今後チャンピオン対チャンピオンの試合が実現する可能性があるものの、具体的な日付や場所などについては明らかにしていません。

またホワイトは、先日引退を表明したハビブ・ヌルマゴメドフについて、ベルトの返上はなく現在もライト級チャンピオンのままであると語っています。

「彼は試合後にとても感情的になっていたし、はしかやおたふく風邪などにもかかっていた。さらに試合前には足の指を骨折していたんだ。父親を亡くして試合に臨み、あの夜はとても感情的になっていたんだと思う。彼が100%必ず30勝無敗を目指して戻って来るとは言わないが、そうなる予感がするんだ」

「彼は今でもライト級チャンピオンのままだ。ベルトの返上はない。暫定タイトルもない。空位といったことは全くないよ」

さらにホワイトは、以前から対戦が噂されていたコナー・マクレガーとダスティン・ポイエーについて、すでに契約済みであると語っています。ただしこちらも試合の日付や場所など詳細については言及されませんでした。