USADAはフェザー級ファイターのヤイール・ロドリゲスに対して、6ヵ月間の出場停止処分を下したと発表しました。
Yair Rodriguez has been suspended six months due to a whereabouts violation, USADA announced Thursday.
Rodriguez failed to fill out whereabouts information or was not available when sample collectors arrived three times over a 12-month span, leading to the suspension. pic.twitter.com/AdQPqlCoY0
— ESPN MMA (@espnmma) December 3, 2020
この出場停止期間は9月8日に遡って開始されることから、ロドリゲスは2021年3月8日まで出場停止になります。
一般的にUSADAが選手に出場停止処分を下すときには、禁止薬物の検査に陽性反応が出たときですが、今回は陽性反応は出ていません。むしろロドリゲスは検査を行わなかったために処分が下されることになりました。
UFC選手は抜き打ち検査を行うために、USADAのスマートフォンアプリに事前に自分の居場所を伝える必要があります。
選手が居場所の情報を記載しなかったり、サンプル採取をする担当者が到着したときに居場所の確認ができなかったりすると違反したことになり、12ヵ月間で3回の違反があればその選手は出場停止処分を受けることになるようです。
一般的にはこの違反であれば12ヵ月間の出場停止となるものの、USADAの声明によると、ロドリゲスは故意に検査を避けようとした疑いがなかったことから、処分が6ヵ月間に軽減されたということです。
ロドリゲスは今年8月にマゴメドシャリポフとの対戦が予定されていたものの、ケガによって対戦がキャンセルされていました。
『ESPN』によると、UFCは来月に再びロドリゲス対マゴメドシャリポフをブッキングしようとしていたものの、出場停止処分が下されたことから計画がなくなったということです。再び試合ができるのは少なくとも3月8日に処分が解除されて以降になります。
なお現在のフェザー級ランキングではロドリゲスが4位、マゴメドシャリポフが3位となっています。