インタビュー・コメント

ダナ・ホワイト「解雇するのはロメロだけじゃない」

先日ミドル級の選手であるヨエル・ロメロがUFCから契約解除となりました。

ロメロは7年以上在籍しており、直近では今年3月のUFC248でタイトルに挑戦したものの解雇されることになりました。

UFCのダナ・ホワイトは週末に行われたファイトナイト後の記者会見で、ロメロを解雇したことについて尋ねられました。

しかしホワイトはロメロだけじゃなく、年内にさらなるリストラを進めていくつもりだと語っています。

「ヨエルだけじゃない。年末には厳粛なカットを行うつもりだ。おそらく年明け前には60人が解雇されるだろう」

「ヨエルは過去5試合で4回負けている。すでに44歳だしね。現在選手の数は膨らみ過ぎている。年末までに大規模な解雇があるだろう。数週間後には多くの選手が明らかになるだろうね。厳しい決断を迫られているんだ」

また新型コロナウイルスの感染拡大によって、UFCは対戦カードの選定に苦慮しています。

最近ではメインイベントで予定されていた選手が陽性反応となったことで欠場となっただけでなく、週末のUFCファイトナイトでは試合当日に3試合がなくなる事態となりました。

ホワイトはファイトウィーク期間にキャンセルが増えている理由として、アメリカで感染が拡大して症例が増えているためだと語っています。

「どうなるかは誰にもわからないことだ。COVIDは現在かなり蔓延している。今日話した友人の一人はアラスカの島に住んでいて、人口が4,000人ほどのところに住んでいるんだが、今では40人以上がCOVIDに感染していて大きな問題になっているようだ。確実に広まっているよ。この問題に最初に直面したときは、周りで感染している人は誰も知らなった。その後一人の従業員が感染したがすぐに解決した。でも個人的な話をすると、これまで友人は誰も感染していなかったのに、今ではみんな感染している。何が言いたいかわかるだろう?」