インタビュー・コメント

ヴェットーリ「アデサンヤはミドル級で防衛戦をするべき」

先週末のUFCファイトナイトでハーマンソンに勝利したマービン・ヴェットーリは、最新のUFCランキングで一気にジャンプアップしました。

ランキング4位だったハーマンソンに勝ったことから、ヴェットーリ一気に8位も順位を上げてミドル級5位となっています。

現ミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサンヤとは2018年4月に対戦しており、スプリットの判定で敗れたことから、ヴェットーリは再び対戦する機会を狙っています。

ヴェットーリは『MMA Fighting』のインタビューで、アデサンヤとの対戦について次のように語りました。

「彼が間違っていると証明するのは素晴らしいことだね。俺が戻ってきたんだとヤツに示したい。彼が引退するまでに悪夢を見せたいね。彼は何も言わなかったが、プレッシャーを感じているはずだ。この階級でこれほど圧倒的な力を見せている選手は他にいない。俺には飢えとチャンピオンになりたいという意志がある。こんな選手はいないだろう。もし俺が自分とベルトの防衛戦をすることになったら、落ち着いてリラックスなんかしていられないね。かなりのストレスを感じるだろう。それは彼も同じはずだよ」

現在ランキング1位のウィテカーは、3位のキャノニア、4位のティルに勝利しており、アデサンヤはウィテカーと2位のパウロ・コスタに勝利しています。

そのためアデサンヤは次の相手として、ライトヘビー級チャンピオンのブラホビッチとの対戦も噂されますが、ヴェットーリはミドル級のランカーと防衛戦を行うべきだと主張しました。

「彼はまず順番に次の選手と戦うべきだと思う。彼は偉大な地位を追いかけたいと思っているんだろうし、それは少し理解できるけど、まず多くのことを証明しなければならない。彼がやらなければならないことの一つに、自分が最高の選手であると証明することだ。そのためには俺と戦う必要がある。彼がどこに行こうとね。彼は頭の中でブラホビッチは自分に合っていると思っているのだろう。ブラホビッチはパワフルだけど打撃は読めるし、彼ならそれができる。それに彼は負けても失うものは少なくて済むし、転向してタイトルを獲得できなくても自分のタイトルを失うわけではないからそういった試合を好むんだ。彼はまだ何も成し遂げていないよ」

すぐにタイトルに挑戦できなかったとしても、ヴェットーリはティルやウィテカーとの対戦を望んでいると語っています。

「ランキングが発表されたときダレン・ティルが4位なんて冗談だと思ったね。でももし俺らが戦えば素晴らしい試合になると思う。もしダレン・ティルを倒せば、トップ5で2勝しているのは俺だけだし、ウィテカーがどうなるかはわからないけどね。でもその後は自分がタイトル挑戦に相応しいと感じるよ。でも正直言うと、誰とでも戦うつもりだ」

「ウィテカーとも戦いたい。この階級では俺やイスラエルに次いで最高の選手だと思う。彼なら間違いなく良いテストになるだろう。だから彼と戦いたいし、良い試合になるだろうからね。正当性という意味では最もフェアな試合になると思うが、たいてい彼らは異なるやり方で物事を進めていく。どうなるかわからないね。イスラエルやUFCがどういった決定を下すかにもよるだろう。言ったように、俺は対戦相手を選ぶつもりはない。彼らが数人選んでくれれば、すぐに出場するつもりだ。全員倒して答えを出す準備はできているよ」