ライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフは引退を表明したものの、UFCのダナ・ホワイトの意向もあって現在もタイトルを保持し続けています。
最近アブダビでヌルマゴメドフと会談したホワイトは、UFC257でコナー・マクレガー対ダスティン・ポイエー、ダン・フッカー対マイケル・チャンドラーの試合でもしすごい結果になれば復帰も検討するだろうと主張しました。
マクレガーは今週行われたUFC257の記者会見で、ヌルマゴメドフとの再戦に興味はあるとしながらも追いかけるつもりはないと語りました。
「(ヌルマゴメドフの発言について)何も気にしていないよ。ダナがそう言っただけで彼が言ったわけではない。ただこの試合をやり切ろう。たくさんの課題があるし、タフな仕事だ。彼の私生活でも色々なことがあった。彼に危害を加えたくはない。俺たちが戦ったのは2018年で、たくさんの時間が経過した。世界中の人たちはこの試合が終わっていないことはわかっているだろう。このスポーツもみんなも実現することを期待している。でも彼を追いかけるつもりはない。冷静になって前に進むことになる。俺はライト級に返ってきた。世界に見せつけるつもりだよ」
マクレガーは近い将来UFCがヌルマゴメドフからタイトルを奪うことになると予想しています。
「もし彼が再び試合をすることをごまかし続けているのであれば、タイトルは剥奪されるべきであり、新たなタイトル戦をやるべきだ。それはこの試合の後に実現すると確信している。この試合の後に言い訳や何を言われるのか興味はあるが、俺はタイトル剥奪を予想しているよ」
ヌルマゴメドフも現在アブダビにある同じホテルで過ごしており、出会う可能性はあるものの、マクレガーはたとえそうなったとしても感情が高まることはないと語っています。
「全て2018年にあったことであり、今は2021年だ。俺が言えるのは再び戦う状況にない限り、何の問題もないということだ。彼が逃げ続けるのかどうかは俺にはわからない。どうなるかいずれわかることだね」
またマクレガーは2014年のUFC178でポイエーを相手に2分以内でフィニッシュしましたが、今回もノックアウト決着に自信を示しています。
「最初のときは90秒で決着をつけたが、今回もそう変わらないだろう。それは俺の準備と能力に対しての自信から来るものだ。俺の能力に疑いがあることはわかっているよ。今回は階級も違うし、彼も経験を積んでいるが、自分ならやれると思っている。おそらく早い段階で彼に一撃加えられると考えているが、面白くて長い試合になることを期待しているよ」
UFC257以降も今年は試合を行うことが予想されますが、今後は結果次第で多くの選手が対戦相手になる可能性があると語っています。
「ここに3人の男(ポイエー、フッカー、チャンドラー)がいるが全員が対戦相手としての可能性がある。ホテルに戻ってホールでスケートボードをしているマックス(ホロウェイ)もね。セミメインイベントでどんな試合になるのか非常にワクワクしている。2人の素晴らしさはわかっているからね」