週末に行われたUFCファイトナイトでは、ロバート・ウィテカーがケルヴィン・ガステラムに5ラウンド判定で勝利を収めました。
この試合のケージサイドには1週間前にケビン・ホランドに勝利したマービン・ヴェットーリが姿を見せており、ウィテカーとの対戦を要求しています。
しかしウィテカーはアデサンヤに敗れて以降、ダレン・ティル、ジャレッド・キャノニア、ガステラムに勝利しており、試合後の記者会見では次の試合にタイトル戦しか興味がないと語りました。
「私はこれまでNo.1コンテンダーとしか戦っていない。そしてすでに試練を乗り越えた。タイトル挑戦を狙っていた選手は全員倒したからね。マービンは好きだし、良いヤツだ。でも彼にはまだ必要な試合があると思う。トップ3やトップ5の選手と戦っていない。でも彼は自分の順番を待てばいい。まず私に試合をさせて、その勝者と戦えばいいんだ。落ち着いて欲しいね」
「おもしろいことに、この勝利の後はみんなが私にタイトル挑戦を求めているんだ。私はもともと全員を倒せばトップに立てるという戦い方をしてきた。それはシンプルな道のりであり、自分にとってタイトル挑戦以外に意味のある試合はないね」
ウィテカーが勝利した後、すぐにアデサンヤがTwitterでコメントを出しました。
Good job my son.
— Israel Adesanya (@stylebender) April 18, 2021
「よく頑張ったね」と上から目線のコメントに対してウィテカーは、アデサンヤのペースにははまらないと語っています。
「人生でずっとテレビゲームをプレイしてきたからトラッシュトークには慣れているよ。はっきり言って、彼はそれが好きなんだろう。前回の対戦では彼が勝っているから当然の事だと思うよ。彼らしくていいんじゃないかな」
UFC243ではウィテカー対アデサンヤの試合がオーストラリアで行われましたが、9月に再び行うことを提案しています。
ガステラム戦で激しい試合になったためケガの状況は確認するとしがらも、アデサンヤ戦はニュージーランドを含めたオセアニア地域の活性化にもつながるとウィテカーは語りました。
「今回の試合はハードになることはわかっていたし、それは見ての通りだ。私が一発加えるたびに、彼は2歩前に出てきた。タフなヤツだね。第1ラウンドでヘッドキックを当てたが、残りの4ラウンドはずっと激しい戦いだった。彼には脱帽だよ」
「タフな試合だったから帰って自分のケガを確認するつもりだ。でもニュージーランドとの国境はこれまででもベストな状況だから、9月の大会では満員のスタジアムの用意すれば、この地の産業とMMA全体を再び盛り上げることができると思うよ」