インタビュー・コメント

スターリング「ディラショーには腹が立っていることがある」

先週末のUFCファイトナイトのメインイベントでは、TJディラショーがコーリー・サンドヘイゲンをスプリット判定で下し、UFC復帰戦を勝利しました。

ディラショーは2019年にドーピング検査に陽性反応となったことからUSADAから2年間の出場停止処分を受けており、バンタム級ベルトを返上していました。

そのためディラショーはサンドヘイゲンに勝ったことで、バンタム級タイトルへの挑戦を求めています。

現在バンタム級チャンピオンのアルジャメイン・スターリングはラジオ『Fight Nation』で、ディラショーが以前と同じファイターではないと考えているにもかかわらず、試合には応じるつもりだと語りました。

「TJはジョン・ドットソンと戦って以降危機を脱したが、全く別の方法で脱したと思っている。あれは間違いなくニードルショー(注射針+ディラショー)効果だと思うよ。彼とはまだ戦うつもりだが、別の方法で何か不正をしているのではないかということは常に頭の片隅に置いておくつもりだ。仕方がないことだね。あの試合で彼は別人のように見えた。TJディラショーの試合で通常見られるような圧倒的な強さはなかったが、それには理由があると思っている。それはMMA全体の技術レベルが向上したという点で見ることができるし、あるいは彼の心肺機能やリカバリーはいつも驚異的であるという点で見ても彼の中に薬物はなかったと言えるだろうね」

「彼と戦うことには何の問題もない。だがTJディラショーのことで唯一腹が立つのは、自分は白状したと言い続けていることだ。真実を言っていないじゃないか、バカ野郎。捕まったんだぞ。どこの世界の話だ?UFCは彼が生まれ変わって白状したと言っているし、TJも自分が白状して本当に良かったし安心したと言っているが、バカじゃないのかって感じだね」

「これを受け入れている人たちは考えられないね。白状しなかったから捕まったんだって感じだよ。捕まることと白状することには明確な違いがある。彼が『白状しないといけないな、俺はあの試合でズルしたんだ』と言ったわけではないだろう。ただ薬物が検出されたから捕まっただけなんだ。我々はこのような人たちを相手にしているんだよ」