UFC267で約1年ぶりの試合となったカムザット・チマエフは、リー・ジンリャンを相手に第1ラウンドサブミッションで勝利しました。
一方的な試展開となったチマエフは試合中ケージサイドにいたダナ・ホワイトに向かって叫んでいたようです。
UFC267終了後の記者会見でホワイトは、チマエフが試合中に叫んでいた内容を明らかにしました。
「彼は試合中私に向かってクレイジーなことを叫んでいた。理由はわからないが『俺は誰とでも戦うし、ブロック・レスナーとも戦うし、誰とでもかまわない』と言っていた。そんなようなことを叫んでいたよ」
チマエフはこれまでレオン・エドワーズと何度も対戦をブッキングしたものの、両者が新型コロナウイルスに感染したことで最終的に試合が実現することはありませんでした。
しかし今回の試合でチマエフは完全に復活を果たしたとホワイトは語っています。
「前回我々がここに来たとき、彼が特別な存在であることはわかっていた。このCOVIDというものは、我々の誰もがこれまで見たことのないような奇妙なものだ。質の悪い風邪をひいたとは思えないような人もいるし、彼のように驚異的な体型をしていてもCOVIDで同じように大きな打撃を受けてしまう。だが彼は復活したし、特別な存在であることは間違いないよ」
ホワイトはチマエフの次の対戦相手はまだわからないとしながらも、すぐに戦うことを望むのであれば試合を組んでいくつもりだとしています。
「トップ10に入るようになってからが大変だが、火曜日にはそうなるだろうね。もし彼が忙しくしていたいのであれば、とにかくそれを大いに信じているよ。特に彼は長い間休んでいたからね。どうなるかわからないが、もし彼に本当にやりたいことがあれば、我々は何とかするよ。彼は戦いたいと考えていると思う。帰って彼のために次にどうするか考えよう」