先週末のUFC268でカマル・ウスマンがコルビー・コビントンに勝利したことで、ウェルター級ではもはや相手がいない状況となっています。
一方で最近ではUFC267でリー・ジンリャンに第1ラウンドで勝利したカムザット・チマエフをタイトル挑戦者として推す声も上がっています。
しかしUFCのダナ・ホワイトはすぐにチマエフに挑戦させる考えはないようです。UFC268終了後の記者会見でホワイトは次のように語りました。
「カムザット・チマエフはUFCですでに4試合戦っているから、(タイトル挑戦の)準備が出来ていると言っている人たちがいるね。わかってるよ。彼はこれまで見た中で最もヤバい選手であり、実力を示している。だがトップ10やトップ5に入ると、ウスマンとの試合だけについて話しているわけではないが、全く別の試合になってしまう。彼にはあと2～3試合必要だ。もし彼がトップ10やトップ5の選手を2～3人倒すことができれば、その後にどうなるかわかることだよ」
ホワイトはチマエフの次の対戦相手としてはあくまでもネイト・ディアスを望んでいるようです。
一方でウェルター級タイトルの次期挑戦者はレオン・エドワーズになる可能性が高いとホワイトは語っています。
「彼も長い間タイトル挑戦を待っていたんだ。彼は我々が話した通りの選手と戦ってきた。たくさんの不運もあった。色々なことが起きても必ず誰かがいるものだ」
エドワーズはタイトル挑戦の前に、まずはUFC269でホルヘ・マスヴィダルとの試合に勝つ必要があります。