UFC269のメインイベントでは、チャールズ・オリベイラがダスティン・ポイエーに第3ラウンドサブミッションで勝利しました。
2019年にハビブ・ヌルマゴメドフに敗れて以来のタイトル戦となりましたが、今回も敗れたことで念願だったタイトル獲得とはなりませんでした。
試合後の記者会見でポイエーは現在の心境について語っています。
「最悪だね。ここでもう一度世界タイトル戦を戦うために頑張ってきた。またチョークでやられてしまった。本当にひどく失望しているよ」
「彼は良い選手だし、チャンピオンだ。このような試合ではミスが許されないことが多い。1ラウンドが終わった後にスツールに座って水を飲みながら、今夜世界チャンピオンになるんだと考えていた。我々がやっていることはとてもクレイジーなことなんだ」
再びタイトル戦に敗れたことでチャンピオンが遠のくことになりましたが、今後についてはまだ決定しておらず、本当にやりたいことを自分に問いただすつもりだと語っています。
「本気でやればできないことはない。もう一度ベルトを目指して戦うことも、新たに連勝していくこともできる。戻って来ることもできるだろう。ただ自分がそれを望むのか?ってことだ。それは鏡を見ながら答えなければならない質問だ。自分はもう一度やりたいのか?本当にその道に進みたいのか?その答えは数日後、もしくは数週間後に出るだろう。次の展開がどうなるのか見てみたいと思う。でももしそれが自分の気持ちにあってやりたいことであれば、もう一度ここで世界タイトルを目指して戦うだろうね」
今後の動きがどうであれ、これまで積み上げてきた実績は誇りに思っているとポイエーは語っています。
「ずっと言ってきたことだが、これまでの全てが無駄に終わったなんてことはない。私や家族が持っているものは全て格闘技のおかげだ。私の人生における多くの学びはこのような瞬間に行われている。自分について学んでいるよ。ただ最悪だけどね。一生懸命頑張って、多くを犠牲にして、世界チャンピオンになれる立ち位置まで来ることができた。今夜はここで世界チャンピオンになれるか、それとも思い切り失敗するかのどちらかだと思っていた。時にはこんなことも起こるだろうね」
「自分にはまだライト級やウェルター級での試合があると思っている。ただ次の試合が誰なのか、どんなものになるのかは考えたくはない。今年は大きな試合が3つあって本当に異常な年だった。ただ家族と一緒に家に帰りたい。私も家族も健康的だ。このような状況にいるのは初めてではない。誰でも負けることに慣れたくはない。私は学ぶことに慣れているだけだよ。それで構わない。それがファイトゲームというものだ。また記者会見でみんなの前で泣かないようにするけど、これからも自分の仕事を続けていく。父親として道しるべになれるよう頑張っていくよ」