インタビュー・コメント

ダナ・ホワイトがペーニャとヌネスの再戦を示唆

UFC269ではアマンダ・ヌネスがジュリアナ・ペーニャに敗れたことで、これまで保持してきた女子バンタム級タイトルを失うことになりました。

2016年から長期間チャンピオンでいたこともあり、ヌネスが望めばすぐに再戦を行うこともできるようです。

UFCのダナ・ホワイトは終了後の記者会見で、ヌネスがペーニャとの再戦に相応しいかとの質問に対して次のように語っています。

「そうだね、彼女が望めば大きな再戦になるだろう」

「(マット)セラとジョルジュ・サンピエールに並ぶほどだ。ジュリアナは常に自分を信じちて、機会があれば勝てると確信していた。記者会見でもこの試合に向けての数ヵ月間でも聞いているだろうけど、彼女は今夜それをやり遂げたんだ。それがこのスポーツの魅力の一つだね。あれだけのアンダードッグともなれば、試合が終わったときにはみんながウソだろってお互いに顔を見合わせるものだ。よくあることだよ。それがこのスポーツを魅力的なものにしているんだ」

ヌネスがここ数年間で娘が生まれて経済的な自由を手に入れたことで、大きく変わったこともあるとホワイトは語っています。

「彼女はずっとトップを走り続けている。どう思おうと、彼女は多くのお金を稼いでいる。たくさんお金を持っているだろう。彼女には赤ちゃんがいて家族がいる。これらのことが変えることになるんだ」

UFC269の放送中にはロンドン、リオデジャネイロオリンピックの柔道で金メダルを獲得し、PFLチャンピオンであるケイラ・ハリソンが映し出されました。

ホワイトはハリソンがUFCとの契約に向けて話し合いが行われていることを認めながらも、ヌネスが負けたことで考えていた計画ができなくなったと明らかにしています。

「ケイラ・ハリソンにとってアマンダ・ヌネスの試合は大きな意味を持っていた。もし2人が対戦していたら、100万ドル級の試合になっていただろうね。もしアマンダ・ヌネスが今夜勝っていたら、ケイラ・ハリソンとの試合はこれまで見たことがないような大きな試合になっていただろう。もちろんヌネスが負けたからといって、ハリソンがUFCと契約しないわけではないが、近い将来に対戦する可能性がほぼなくなったのは確かだね」