10月のUFC280ではイスラム・マカチェフがチャールズ・オリベイラを下して、新UFCライト級チャンピオンになりました。
そして2月11日にオーストラリアのパースで開催されるUFC284では、フェザー級チャンピオンのヴォルカノフスキーを相手に防衛戦を行う予定です。
元ライト級チャンピオンでマカチェフと同じチームにいるハビブ・ヌルマゴメドフは、マカチェフが今後タイトル防衛を続けていくことを期待しています。
ヌルマゴメドフは『Red Corner MMA』で次のように語りました。
「少なくとも5回は必要だと思うよ。6回かもしれない。それが理想だ。6回の防衛戦、つまり3年間で6試合戦うことになる。そうするとこのスポーツが彼の元を去っていくことになる。なぜなら誰も永遠にトップで居続けることはできないからだ。全能の神が人間を創った方法は、まず強くなってその後弱くなる。若くても次第に老いていく。それを理解した上で、目標は5~6回防衛だよ」
マカチェフ以外にも現在MMAには多くのロシア人ファイターが活躍しています。
ヌルマゴメドフはライト級をロシア人で支配することは、亡き父の計画であったことを明らかにしました。
「父親はいつもこう言っていた。我々は15年間、プロ・アマ問わずロシアで最高のライト級選手を擁していた。この数年で我々は世界の舞台に足を踏み入れた。まず私が勝ち、その後イスラム(マカチェフ)、ウスマン(ヌルマゴメドフ)が勝った。彼らは真剣勝負をしている。あと5~6年はこのベルトを持ち続けるよ」
「2013年の私のインタビューを見て欲しい。ロシアは5~6年で多くのベルトを持つだろうと言っていた。そして翌朝にはチャンピオンが生まれていた。ピョートル(ヤン)はチャンピオンだったし、ザビット(マゴメドシャリポフ)、アスカル(アスカロフ)も近かったし、セルゲイ(パブロビッチ)は近い。すでにチャンピオンになった選手は多いし、これからチャンピオンが生まれる可能性もある。ロシアのMMAファイターは数年後に完全い支配していると思うよ」