インタビュー・コメント

アレックス・ペレイラがジョーンズ対ガーヌを予想する

3月4日にラスベガスで開催されるUFC285のメインイベントでは、空位となっているヘビー級タイトルをかけて、ジョン・ジョーンズ対シリル・ガーヌのチャンピオンシップが行われます。

UFCミドル級チャンピオンのアレックス・ペレイラは『MMA Fighting』のインタビューで、ジョーンズ対ガーヌの試合展開を予想しました。

「彼は本当に支配的になってきたと思う。決して簡単なことではないが、今回の試合はガヌーと戦った場合よりもずっと難しい試合になると思う。ガヌーは力が強いから、ジョン・ジョーンズと戦ったらお互いに殴り合うことを望むだろう。ジョン・ジョーンズはとても経験豊富でディフェンスも素晴らしいから、彼がガヌーに勝つのは簡単だと思う。次の試合(ガーヌ戦)は、彼にとっては少し難しい試合になるが、私はジョーンズが勝つとも思っている。ただ少し難しいだろうね。というのもガーヌは頭が良くて、良い意味で少し恐れていて、ジョン・ジョーンズと応酬しないようにするだろうから難しい試合になると思うよ」

ヘビー級タイトルは当初フランシス・ガヌーが保持していたものの、UFCと契約が合意できずにフリーエージェントとなったことで返上されたものです。

ガヌーはUFCにいた頃からボクシングの試合をやりたいと言及しており、今後はボクシングヘビー級チャンピオンのタイソン・フューリーなどと試合を行う可能性があります。

しかしGLORYでキックボクシング2階級制覇を成し遂げたペレイラは、ボクシングに転向したばかりのガヌーがいきなりフューリーと戦うべきではないと主張しました。

「彼がエリートと戦うかどうかによるね。タイソン(フューリー)はハードだ。自殺行為だよ。彼にとって最初は他の選手がいいだろう。一歩ずつ進んでいけばいいんだ。もし本当にあいつらと戦いたいのなら、彼はお金のことしか考えてないんだろうな。本当にそうなのかどうかはわからないよ。でもそれならチャンピオンになりたいからやるとは言えないよね」

もしガヌーがフューリーと戦うことになったら、ペレイラはガヌーにとってスタミナがなくなって厳しい展開になると語っています。

「彼のパンチをディフェンスできる選手と戦うと疲れてしまうだろうね。バカな例を挙げるよ。人生で一度もトレーニングをしたことがない人に、経験豊富な人と対戦して、思いっきり殴って倒せと言ったら、3分でガス欠になって弱いパンチ一発で倒されるだろう。もうディフェンスする力はなく、立っているのがやっとの状態だからね。私にとって自分の身を守る方法を知ることは、最も重要なことなんだ」