今週末のUFCファイトナイトでは、メラブ・ドバリシビリとピョートル・ヤンが対戦します。
ヤンはかつてバンタム級チャンピオンのアルジャメイン・スターリングと対戦しており、ドバリシビリはスターリングと同じチームにいるため、敵対関係にいます。
ドバリシビリは『MMA Fighting』のインタビューで、UFC280の前にヤンと嫌な思い出があったことを明らかにしました。
「アブダビで会ったとき、彼は(ショーン)オマリーとの試合の準備をしていた。試合の3日前くらいだったが、彼には尊敬の念を抱いていたよ。私は反対側に一人で立っていたのだが、彼はアルジョと話をしていて近寄りたくなかった。彼は試合のために減量中だった。彼はただ自分の思い通りにやっていて、尊敬の念を抱いていたんだ。でも彼は私を指差して小さいと言ってきたんだ。私は面白がって彼の近くに立って、大きさを測ろうとしたら、また私を指差して全然違うって言ってきた。彼は生意気なんだ。ほとんどの選手は謙虚だ。でもピョートルは謙虚じゃないと思う。もっと謙虚になるべきだよ」
「もし彼が一戦を交えていなかったら、もちろん彼をひっぱたいていただろう。特に試合直前にアルジョに近づいて言っていたのは、ピョートルの言葉を繰り返すけど、『アルジョとチームをぶっ潰す』と言っていた。ふざけんな!って感じだね。私はアルジョのチームにいる。彼は私をぶっ潰したがっているんだ」
ドバリシビリは昨年8月にジョゼ・アルドに勝利しており、敬意を示しています。
しかしドバリシビリはヤンにアルドのような品性は感じられないと語っています。
「ジョゼ・アルドには、とても尊敬の念を抱いていた。彼(ヤン)については選手としては尊敬しているけど、人としてはそれほどでもない。でも結局のところ、私はプロの選手だ。誰と戦うかは関係なく、レジェンドと呼ばれる人と戦うにしても、バカなヤツと戦うにしても、プロフェッショナルでなければならない。そこはプロとしてベストを尽くすだけだ。私が勝つだろうし、それ以外のことで惑わされることは一切ないよ」
ドバリシビリは何よりもまずヤンに勝つことが最も重要であると語りました。
「彼は本当に危険で、アルジョのときもオマリーのときもハードファイトをしていた。どの試合でも彼は力を発揮し、圧倒的な強さを見せる。素晴らしい選手だし、この階級の最高の選手の一人だ。最も危険な選手の一人だよ。打撃が強く、レスリングのディフェンスもいいし、時にテイクダウンをすることもある。私はただ勝ちたいんだ。勝つことが自分にとって全てだ。自分の母国では彼との対戦を待ち望んでいる。これはビッグファイトだ。母国にとってもチームにとっても大きな戦いだ。プロフェッショナルでいなければならない。彼を謙虚にさせるかどうかはどうでもよく、ただ勝ちたい。彼を変えたいわけじゃない。彼がどんな人物だろうとどうでもいい。ただ勝ちたいんだ」