UFC287のメインイベントでは、イスラエル・アデサンヤがミドル級チャンピオンのアレックス・ペレイラに挑戦します。
これまでアデサンヤはペレイラに対してキックボクシングで2敗、UFCで1敗しており、まだ勝てていません。
タイトルを失ってから即時再戦となったアデサンヤは今週のメディアデーで、今回がペレイラを倒す最後のチャンスだと考えていることを明らかにしました。
「キックボクシングで2戦2敗、MMAで1戦1敗、つまり3敗していて、これはどの映画にもあるような一発勝負だ。これは自分にとってエミネムであり、『8 Mile』の瞬間だ。一生に一度しかないこのチャンスを逃すわけにはいかない。それが自分の状況だよ」
UFC281では敗れる結果になったアデサンヤでしたが、試合内容は自身が勝っていたと主張しました。
「どうすればこの男を倒せるかわかっているよ。この男と戦うたびに俺の方が勝っていると感じるけど、その後で彼は回復してアクセルを踏むという特別な能力を持っているんだ。だから彼を運転席から引きずり下ろす方法を見つけなければならない。彼は俺がどれだけ危険な存在なのか、簡単な試合にはならないとわかっているはずだ。彼はあらゆる危険を冒す必要があることをわかっているだろうから、彼にはこの試合を命がけで戦わせるつもりだ。だが俺は多くを語らず戦うと言った。でもせっかくここに来たんだから、何か話せと言うんだろうけど、もうそんなことはたくさんだ。俺は本当に戦いたいだけなんだ。もし何か喋れと言うなら、彼に命を賭けて戦わせるつもりだ。それはトラッシュトークではない。俺は戦うためにここにる。準備は出来ているよ」
これまでペレイラに勝てていないアデサンヤは、この試合に勝つことで敗北から立ち上がるストーリーラインを思い描いていることを明らかにしました。
「これはMMA史上おそらく最も素晴らしいストーリーラインだ。それは間違いないだろうが、自分の素晴らしさを示す機会や不利な状況に置かれたとき、人々が自分を見限ったときに立ち上がることができる人はそう多くはいない。この試合は俺にとってアンダードッグのように、みんなに見限られているように感じている。前回の試合は結果もあって、みんな内容は覚えていないような気がするよ。俺がこの試合で何をしたかを忘れてしまっているだろう。俺が何者なのかも忘れてしまっている。今回の試合は俺の素晴らしさをみんなに再認識してもらう時だね」