週末に開催されたUFCファイトナイトでは、マゴメド・アンカラエフがジョニー・ウォーカーに2ラウンドKOで勝利しました。
現在ライトヘビー級ランキング3位のアンカラエフは、次の試合で王座挑戦を見据えています。
アンカラエフが勝利した後、ライトヘビー級王者のアレックス・ペレイラのコーチであるグローバー・テイシェイラがSNSで、アンカラエフが次に王者と対戦する可能性があると発信しました。
アンカラエフは試合後の記者会見で、テイシェイラに対して語っています。
「今日ここに来てジョニー・ウォーカーとレスリングすることができた。彼をすぐにテイクダウンして、グラウンドでのパウンドで勝つこともできたが、その代わりにメッセージを伝えたかった。スタンドで彼をノックアウトしたかったし、それをやり遂げることができたね。今、グローバー・テイシェイラに伝えたいことがある。レスリングやグラップリングを教えようとするのは時間の無駄だ。彼(ペレイラ)はそれを必要としないんだからね。彼が以前ミドル級でノックアウトされた経験があるのは知っている。だからライトヘビー級で試合をしたら、どうなるか想像してみて欲しい。真面目な話、彼はそこでいい状況にならないだろうね」
アンカラエフは現在12戦無敗となっているものの、その間にはウォーカーとのノーコンテスト、ヤン・ブラホビッチとのスプリット・ドローがありました。
今回ウォーカーとは決着したものの、ブラホビッチとの一戦はまだ決着がついていません。
しかしアンカラエフは、ブラホビッチは気にすることなく、次に王座挑戦するべきだと語っています。
「あの試合以来、自分がチャンピオンだと思っている。どんな理由であれ、ジャッジは引き分けと判断し、私はチャンスを得られなかった。今再びタイトル戦を行うチャンスが巡ってきた。もしペレイラと戦えることになったら、素晴らしい試合になると思う。打撃戦のエキサイティングな試合になるだろうね。すでにチャンピオンになった気分だから、ベストを尽くして自分のタイトルを取り戻すよ」
アンカラエフの前には、昨年夏に負傷して王座を返上したジャマール・ヒルがランキング1位にいます。
しかしアンカラエフは、過去の戦績からヒルよりも自身が王座挑戦に相応しいと主張しました。
「考えれば私の方がベルトに相応しいとわかると思う。というのも私は10勝のうち6勝がKO勝ちで、ジャマール・ヒルはUFCで合計8試合だ。だからジャマール・ヒルよりも私の方がコンテンダーとして相応しいのは明らかだよ」