インタビュー・コメント

UFCダナ・ホワイト「何を言おうが選手の自由だ」

1月にカナダで開催されたUFC297では、元ミドル級王者のショーン・ストリックランドがメディアデーでLGBTQに関する暴言を吐いたことで、ソーシャルメディアで拡散されました。

ストリックランドに対する世間の批判が集まりましたが、UFCのダナ・ホワイトは、選手が何を言おうと気にしていないようです。

ホワイトはポッドキャスト『The TRUTH Podcast』で、ストリックランドのコメントについて語りました。

「COVIDが始まった当初、タイロン・ウッドリーという選手がいた。彼はブラック・ライブズ・マター(黒人差別撤廃運動)に参加していたんだ。彼は頭のてっぺんからつま先は靴下を履き、ブラック・ライブズ・マターで覆われていたと思う。彼は試合前の記者会見で、質問に対して『ブラック・ライブズ・マターだ』と答えた。また別の質問をされたときも、『ブラック・ライブズ・マターだ』と答えていたよ。私は彼にご自由にどうぞって感じで何も言わなかったんだ」

「ここはアメリカだ。みんながそれぞれ独自の意見を持つことができる。何をすべきか、何を言うべきか、何を考えるべきか、どう感じるべきか、私は誰にも指図しない。我々はアメリカにいる人間なんだから、好きなようにやればいい。人々は腹を立て、気分を害し、あれやこれやと手を出す。ショーン・ストリックランドのときもそうだった。我々は(UFC297で)カナダにいた。ショーン・ストリックランドはいろいろなことを言ったよ。私はこの男の言うことの95%は賛成できないが、言うのは彼の権利だ。もしそれがイヤなら、彼のことが嫌いなら、土曜日の夜に彼が顔を殴られるところを見ればいい。あまりイライラせず、深刻に受け止め過ぎないことだね」