インタビュー・コメント

UFCフライ級王者パントーハ「DJと戦うのが夢だ」

ブラジルのリオデジャネイロで開催されたUFC301のメインイベントでは、アレクサンドル・パントーハがスティーブ・エルセグに勝利して、2度目のフライ級王座防衛に成功しました。

フライ級で2度の防衛に成功したのは、絶対王者として君臨したデメトリアス・ジョンソン以来となります。

パントーハは『The MMA Hour』に出演し、ジョンソンについて語りました。

「彼はGOATだ。そう言わないわけにはいかないだろう?2度の王座防衛を果たした今なら、その試合について少しは話せるようになったと思う。というのも私はデメトリアス・ジョンソンを心から尊敬しているからね。彼と自分を比べることはできない。そして今言えることは、以前よりも多くの経歴が視野に入るようになったし、それが自分にとっての夢なんだ。夢があるなんて言いたくない。なぜなら自分の人生を全て生きたいからだ。夢を見るより、生きる方がいいからね。でももし何かを夢見ているとしたら、それはデメトリアス・ジョンソンとの試合だ。もし彼が試合を望んでいないなら、私がジムに行って一緒に練習したり、ハードなスパーリングをしたりするかもしれない。わからないけどね。でも彼のことをはとても尊敬しているよ」

11度のUFC王座防衛記録を持つジョンソンですが、パントーハは以前と今ではフライ級が大きく変わっていると主張しました。

「デメトリアス・ジョンソンは、以前のようなことはできないと思う。なぜならこの階級には新しい選手が入ってきているし、MMAは年々変化していて、試合内容も何もかも変わってしまったから、彼が同じことをできるかどうかはわからない。もしアンデウソン・シウバがビクトー・ベウフォートまた戦いたいかと問われれば、あのキックを再び受けることができないから戦いたくないっていうようなものだね。もしくはコナー・マクレガーとジョゼ・アルドも、彼はもう一度あの結果を出すことはできない。デメトリアス・ジョンソンも以前と同じことはできないから、彼には戻ってきて欲しくないんだ。でも彼との試合は私にとって喜びであり、夢なんだ。契約についてはわからないし、私が言うことではない。でももちろんだ(対戦を望む)よ」

10ヵ月で3試合を戦ったパントーハはしばらく休暇を取るとし、その間にフライ級の他の選手の試合を見ることを楽しみにしていると語りました。

「今はとてもエキサイティングな階級だ。エルセグは今やビッグネームで、誰もが彼を尊敬している。それにモカエフ、アミル・アルバジ、モレノ、ロイバル、マネル・ケイプもいる。アレックス・ペレスはマテウス・ニコラウをノックアウトしたばかりだ。素晴らしいね。フライ級は今より良い時期を迎えているように思う。この階級のみんなを見るときが来たんだ。みんなは1年足らずの間にチャンピオンが2度もベルトを防衛するのを見てきた。今こそみんなの試合を見るときだ。どうなるかわからないが、ロイバルとエルセグ、アミル・アルバジとモカエフ。とても良いマッチアップを見ることができる。見るのが楽しみだよ」