UFC306のメインイベントでは、メラブ・ドバリシビリがショーン・オマリーを判定で下して、バンタム級王座を獲得しました。
試合はメラブが終始圧倒し、オマリーに勢いをもたらしませんでした。
UFCのダナ・ホワイトは終了後の記者会見で、オマリーのパフォーマンスがいつもと違っていたと語っています。
「精彩を欠いたように見えたね。キレがなかったよ。最終ラウンドまで、シャキッとしていなかった。ボディで痛めつけていた。彼はボディで痛めつけたことをわかっていてフィニッシュを狙った。パンチの統計を見ると、数ラウンドで6発くらいあったよ」
「(大会の大きさに負けたのでは?という質問に)その質問に対する答えはわからないが、彼はこういう瞬間のために生きているんだと思う。これこそが彼だし、そういう男なんだ。彼が今夜到着して気分が落ち込んだのかどうかはわからないけどね。そういうこともあるよ」
また試合序盤にメラブはオマリーのコーナーと口論したことでレフェリーから警告を受け、試合が中断されました。
さらにラウンド終了まで数秒残して、メラブはオマリーの背中にキスをして立ち去りました。
ホワイトはこの試合全体が奇妙だったと語っています。
「メラブとオマリーのコーナーは、試合開始直後からずっと怒鳴り合っていた。2人は怒鳴り合っていたが、ハーブ・ディーンが割って入り、やめるように言ったんだ。その後、ベルがなる前に背中にキスをして立ち去るなど、私にはわからない。メラブはとんでもないことをする。変な感じだったが、衝撃的ではなかったよ」
またUFC306ではディエゴ・ロペスがブライアン・オルテガに判定勝ちを収めたことで、フェザー級王座への挑戦に名乗りを上げました。
ホワイトはもしロペスが望むなら、UFC308のイリア・トプリア対マックス・ホロウェイのバックアップの機会を与えると語っています。
「彼のためなら何でもするよ。たとえ彼が私に喚き散らしていたとしてもね。彼のことは本当に好きだから、そうなるかもしれないね」
「いつもはいい人なんだが、今夜は私に『タイトルマッチをやらせろ。今から挑戦権をよこせ』って叫んでいたよ。彼はとても怒っていた。いつもののんきなディエゴ・ロペスじゃなかったね。私に向かってとても喚いていたよ。今夜の彼は興奮していたんだ」