ベン・ロズウェルは24年間の格闘技キャリアで多くの素晴らしい瞬間を味わってきた。特に、ミック・テリルを36秒でノックアウトし、BKFCヘビー級の新チャンピオンになったのが最高の瞬間だ。
43歳で初の世界タイトルを獲得したことは特別なことだった。ロズウェルは試合に出るまでに、まさに31ポンド減量という地獄を経験しなければならなかったと試合後にコメント。
「今回はかなり大変だった。31ポンドも減った。人生最大の挑戦だった」と明かした。
BKFCナックルマニア5の記者会見で、共同オーナーのコナー・マクレガーの遅刻。ロズウェルはマクレガーの遅刻により減量に費やす時間が削られたと語る。
「記者会見のために自宅から1時間半も離れた」と語る。「それで1時間半も無駄にした。その時は、『くそっ、この最後の5ポンドを10時間以内にどうやって落とすんだ?』と思った」と絶望を語る。
過去にマクレガーやタイソン・フューリーなどのアスリートを指導したことがある有名な栄養士ジョージ・ロックハートに連絡を取って初めて、最後の体重を落とすために必要なプランができたという。
「ジョージにメールして、起こったことをすべて話した。彼は『いいか、クソ野郎、お前にはチャンスが1回しかない。俺が言ったことをそのままやるんだ』と怒鳴ったんだ」と振り返る。
減量はキャリアの中で試合や練習よりもはるかに困難だったようだ。
「午前3時に4ポンド減量したことは、人生で一番大変だったとだけ言おう。本当にひどい目に遭っていた。これまでも辛いことはいろいろあったが、なんとか乗り越えることができた。その後体重計をクリアした時、この試合に勝ったと分かった」とコメント。
序盤の攻防でテリルを強烈な右パンチで打ちのめし、キャンバスに叩きつけたとき、すべての努力が報われた。試合はわずか36秒で終わり、BKFCヘビー級チャンピオンに輝いた。
ロズウェルにとってこの偉業は決して忘れられないものだった。キャリアを通じて大きな勝利を重ねてきたが、このノックアウトに匹敵するものはないと断言している。
減量にも試合にも勝利したロズウェルの快進撃はまだまだ続く!