ニュース

クリス・ワイドマン、UFC引退とGFLとの契約の出来事、明かす

元UFC世界ミドル級王者クリス・ワイドマンが1月のUFC311に先立つ計量で引退を発表したとき、本当にグローブを脱いで去ろうとしていた。40歳のベテランは決断した時点で、最善のことだと確信していた。

「エリク・アンダースとの試合の後、本当に最悪だった」と説明。
「自分は何をやっているんだ?と思った。だから、あと1試合だけやってグローブを脱ごうと考えていた。あの試合では調子が良くなかった。パフォーマンスが悪すぎて、UFCはもう一試合させたくなかったと思う」と話す。

ワイドマンは昨年12月のエリク・アンダース戦での冴えない試合の後、UFCがもう1試合することに反対している理由を理解していた。
その試合はアンダースがワイドマンをグラウンドで連続パンチでリングに沈め、2ラウンドでノックアウトで終わった。ワイドマンにとってそれは最悪の夜だった。彼は最後にもう一度やり直すチャンスを望んでいたが、UFCがその考えに反対していた。

「本当に、試合の直後に妻と話したときはもう終わりだと思った」とワイドマンは語った。

最終的に、UFCはワイドマンに計量の際、引退を発表する時間を与え、ワイドマンは長い時間で自分のキャリアを振り返ることができた。

4試合中3度目の敗北を喫したことでワイドマンは厳しい立場に立たされ、引退を決意した。彼は、多くの元UFCファイターがやっていたようにボクシングに転向するなど、まだ選択肢はあるだろうと認めていたが、総合格闘技で戦うのはもう最後だと思っていた。

それからわずか4日後、ワイドマンはグローバル・ファイト・リーグ(GFL)の初ドラフトメンバーに選ばれたことが発表された。GFLは、元UFCチャンピオンを多数起用した新興のプロモーションで、最初のイベントは4月に開始される予定だ。

「驚いた」とワイドマンは語った。「引退して、生活するのに金が足りないから、どんなチャンスも受け入れた」とコメント。

「当初はGFLに行く選択肢にはなかったが、結局いくことにした」と回顧。

ワイドマンは、GFLから組織が彼と契約することに興味を持っているという知らせを受けたが、その時でさえ、すぐに契約することではなかったと振り返る。

「契約金は本当に良かった。彼らはすぐに最初の契約書を送ってくれた。マネージャーがそれをすべて確認した後で契約した。本当に急展開だったんだ」と明かす。

UFCの反応は「『いいかい、どこか他のところで格闘技で金を稼げるなら、頑張れよ』みたいな感じだったよ。彼らがショックを受けるようなことはなかった。彼らと契約が終わっても、彼らは自分のやることを理解し、サポートしてくれるだろうと思っていた」と結んだ。

クリス・ワイドマンの格闘技界での新たな挑戦は続く。新天地での試合に注目したい。