“ザ・グレート”アレクサンダー・ヴォルカノフスキーは前回の敗北から14カ月間休養と回復を要した。
フェザー級2冠王に輝いたヴォルカノフスキーは、UFC314でのディエゴ・ロペス戦勝利を糧に、更なる飛躍を目指している。
ヤイール・ロドリゲスは、土曜日にベラトールのベテランスター、パトリシオ・ピットブルのUFCデビュー戦を阻止し、ヴォルカノフスキーとの再戦につながる可能性がある。オクタゴンで9勝0敗の無敗のモフサル・エフロエフもいる。そして、UFC314にも出場し、ブライス・ミッチェルをチョークアウトで圧倒し、注目を集めた、急成長中のジャン・シルバもいる。
ヴォルカノフスキーに関しては、全員が出場できる可能性があり、今後8カ月で2人の選手をリストから外せるかもしれない。
「ファイティングに関しては、もちろん復帰したかった」とヴォルカノフスキーは語った。「とてもアクティブに活動していると言ったが、これからも活動し続けたいと思っている。いくつか検査を受けなければいけない。もちろん、いくつか打撲や傷がある。様子を見て、UFCと話し合って実現させたい。今年も間違いなく試合に出場するが、問題はあと2試合出場できるかどうか」と明かした。
メキシコ出身のロドリゲスは、もし望みを叶えられれば、9月13日にグアダラハラで開催されるUFC320でヴォルカノフスキーとの夢の一戦をセッティングするだろう。ヴォルカノフスキーはUFC290のタイトル統一戦で、“エル・パンテーラ”が暫定王座を保持していたロドリゲスを破っている。
ロドリゲスは今のところ、エヴロエフよりも売り込みやすいかもしれない。エヴロエフはグラップリング重視のファイトスタイルで、ロペス、アーノルド・アレン、元バンタム級王者アルジャメイン・スターリングに勝利しているにもかかわらず、UFC CEOのダナ・ホワイトやマッチメーカーからあまり好かれていない。
アレクサンダー・ヴォルカノフスキー、ヤイール・ロドリゲスと戦えるのか、動向を見守りたい。