ジョン・ジョーンズは、間違いなく史上最高のファイターとしての地位を既に確立しているが、シルバーバックゴリラと戦うとなると、彼でさえ助けが必要になるだろう。
近年のオンライン討論の中でも異例の話題となったのが、Twitterで拡散した「100人の人間で1頭のゴリラを倒せるか」というメッセージだ。これをきっかけに、著名人、インフルエンサー、科学者、ファイターなど、あらゆる人がこのテーマについて議論を交わしている。UFCバンタム級チャンピオンのメラブ・ドバリシビリは、一人で全てをこなせるとまで発言した。
UFCの現ヘビー級チャンピオンであるジョーンズだが、その戦いには助けが必要だと認めている。
「100人いれば間違いなくゴリラを倒せる」と語った。 「人間の知能を考えれば、地球を征服したと言える。だから動物は我々にとって問題にならないはずだ。でも、絶対に一人では無理だ。たくさんの助けが必要になるが、NFLの選手たちやUFCの選手たちを集めれば、すぐにでも倒せるだろう。もし集められたら、第一陣の一員になるよ」と持論。
おかしなことに、最もよく言われる「勝利戦略」は、最初の数人はほぼ確実にゴリラに襲われ、その後、全員の圧倒的な数で最終的にゴリラに追いつくというものだ。
戦いの先頭に立つことを自ら申し出たジョーンズは、そのことをあまり気にしていないようだ。
とはいえ、ゴリラが人間にけんかを売ろうとしているわけではないことを知っているジョーンズは、この馬鹿げた話題に思わず笑ってしまった。
「100人のうちの一人になりたい。本当に面白い話題だと思う」とジョーンズは言った。
「みんな、この忌々しいゴリラと戦うことに真剣に取り組んでいる。ゴリラは私たちに何をした? 何をした? 面白い議論になるよ」と楽しそうに語る。
実際にゴリラと戦うかどうかは別として。ジョン・ジョーンズやUFC、NFLの選手たちが先陣を切ってくれるなら、人類も安泰だ。