インタビュー・コメント

イリア・トプリア、イスラム・マカチェフを「人生で見た中で最大の偽善者」と批判、マカチェフは反論

イリア・トプリアがイスラム・マカチェフを批判している。

トプリアとマカチェフは、今週初めにダナ・ホワイトが発表した重大発表で焦点となった。ホワイトは、マカチェフがライト級ベルトを返上し、年内に新ウェルター級王者ジャック・デラ・マダレナに挑戦すると発表した。トプリアは、UFCインターナショナル・ファイト・ウィークの締めくくりとして6月28日に開催されるUFC317のメインイベントで、空位となったライト級王座をかけて元王者チャールズ・オリベイラと対戦する。

トプリアは、自身初のライト級王座挑戦の機会でマカチェフと対戦しなかった理由について問われた。

「彼は人生で見た中で最大の偽善者だ」とトプリアは語った。
「彼は、私が小さいからチャンスを与えないと言ったのに、今は彼が小さい方で、私と同じチャンスを求めている。まるで私の決断、行動を批判したかのように、彼も全く同じことをしている。こんな偽善は見たことがないが、彼はそういう風にアドバイスされているんだと思う」と心の内を吐露。

トプリアに、マカチェフのマネージャー、アリ・アブデルアジズの発言について「アブデルアジズは、マカチェフがチャンピオンシップを放棄して170ポンドに階級を上げたことに対し『感謝するべきだ』」との発言について質問。

“エル・マタドール”トプリアは即座に「彼は、彼のスター選手を倒さず、彼の価値と信頼を保ってくれたことに感謝するべきだ」と反論。

「奴らは彼を裏口からこっそり連れ出した。誰もが知っている。誰もが見たいと思っていた試合だった。私は覚悟していた。あらゆる準備をし、あらゆる手段を講じた。なのに、奴らは引き下がった。最初から、奴らは一度も試合に同意しなかった。私はその試合に値しない、他のちっぽけな奴にチャンスを与えたくない、と言い続けた。試合を引き受けたり、私に便宜を図ったりすることはなかった。信用と価値を保つために、逃げ出すことで自分たちに都合を良くしただけだ」と話した。

ソーシャルメディアに動画が投稿されたのを見て、マカチェフはトプリアの主張に反論し、タイトル挑戦権を与える前にライト級で1勝だけ挙げてほしいとあくまで主張を曲げなかった。

「私とお前の違いは、私は自分の階級でトップを独り占めして次の階級に上がったが、お前は[フェザー級]で5勝9敗と連勝していた2人の挑戦者から逃げ切ったことだ」とマカチェフは綴った。「お前は『ライト級』では無名で、ただスペイン出身の、髪型が派手な大口叩き野郎だ。1勝でも挙げれば話が合うだろう」としている。


当然のことながら、トプリアはこの抗争に関して既に反論を発表している。

「俺とお前の違いは、俺は男でお前は臆病者だということだ。俺は喋って戦う。お前は喋って隠れる。跡形もなく遠くへ逃げろ」と舌戦はSNSへと続いた。

舌戦での戦いがひと段落したら、ぜひともリングの上で決着をつけてもらいたい。