インタビュー・コメント

ジャイルトン・アウメイダはマゴメド・アンカラエフとの対戦を決断した理由を語る

ジャイルトン・アウメイダはUFCでの試合を望んでおり、そのためにはライトヘビー級に戻ることもいとわない。

「マリハジーニョ」ことアルメイダは、1月にセルゲイ・スピバックを1ラウンドで圧倒し、オクタゴンでの戦績を8勝1敗とした。これはUFCでの2試合連続となる素早いフィニッシュであり、この勝利がシリル・ガーヌまたはアレクサンダー・ボルコフとのナンバーワン候補戦につながることを期待していた。

どちらの試合も実現しなかったため、アルメイダは暫定王者トム・アスピナルに照準を合わせた。アスピナルは、同じく王者ジョン・ジョーンズの不透明感に苛まれ、我慢の限界に達している。

「つらいよ、マジで。ブラジルで戦っていた頃みたいだ」とアウメイダは笑いながら語った。
「俺より上位の選手の中で、俺の名前を挙げているのはトム・アスピナルだけだ。他の選手は俺のことを口にしない。ガーヌ、ボルコフ。一体何を考えているのか」と話す。

アルメイダは今もブラジルで1日2回トレーニングを続け、急なオファーに備え待機している。ボルコフがアスピナルと対戦したくないと公言し、ガーヌも映画の撮影で欠場していることから、アルメイダは自分がアスピナルの対戦相手として最有力候補だと主張した。

「シリル・ガーヌとトム・アスピナルを戦わせるのは公平ではないと思うな」と語った。
「素晴らしい勝利を収めているのは俺だけだ。セルゲイ・パブロビッチはすでにトム・アスピナルと戦っている。ボルコフもトム・アスピナルと戦っている。カーティス・ブレイズは試合が組まれているが、彼と戦うことはできない。トップクラスの中では、俺こそが戦える立場だ。そして、シリル・ガーヌは実質的に誤った判定で勝利した。ベルトを争う機会を私に与えないのは不公平だ」と不満を口にした。

ヘビー級タイトルマッチがこう着状態となったため、アウメイダはマゴメド・アンカラエフとの対戦に照準を合わせることにした。ロシアの才能あるファイターは3月にアレックス・ペレイラから王座を奪い、「全員に断られた。ライトヘビー級で私と戦ってくれる人はいるか?」と投稿した。

UFCでのキャリアを205ポンドでスタートし、その後ヘビー級に階級を上げたアウメイダは、新UFCチャンピオンへの最初の挑戦者として手を挙げた。

「やる気はあるよ」とアウメイダはアンカラエフの口調を批判した。「彼の図々しさ、彼を責めるつもりはない。彼は現チャンピオンだ。でも、タイトル戦の準備には時間が必要だ。ポアタンは今はトレーニングに集中しておらず、ジムに戻ったばかりだとアルメイダは分かっている。イリー・プロハースカは今は学校に通っていると言っていたし、アンカラエフは名声を追い求めている。『俺はチャンピオンだ、注目を集めるぞ』って感じだ。だから、ヘビー級で試合がないから、減量して――もちろん彼が同意してくれるなら――この試合を実現させようと思ったんだ」と明かした。

アウメイダによると、現在の体重は240ポンド(約113kg)だが、体脂肪率が高いため、ライトヘビー級への減量という「犠牲」は以前よりも容易だという。ペレイラからアンカラエフ戦の準備を手伝ってほしいと依頼されたものの、けがのために叶わなかった「マルハジーニョ」は、今やUFCチャンピオンを倒すためにケージに入る用意がある。

「彼が俺に対して犯すミスは、仰向けに倒れると立ち上がらないことだ」とアルメイダはアンカラエフについて語った。
「俺はノックアウトでもサブミッションでもフィニッシャーだ」と締めくくった。

ジャイルトン・アウメイダが明かしたマゴメド・アンカラエフとの対戦理由。ライトヘビー級の覇者となるのはどっちだ。期待だ。