ラスベガスUFC APEXで開催された「UFC Vegas108」は、まさに日本MMA界にも新しい風を感じさせる一夜となった！メインイベントは平良達郎とパク・ヒョンソンが5ラウンド予定のフライ級頂上決戦に挑み、注目度は最高潮。試合前、平良達郎は昨年10月、ブランドン・ロイヴァル戦でのキャリア初敗北から10カ月ぶりの復帰戦で、背水の陣と言っても過言ではない状況でリングに立った。一方、韓国の新鋭パク・ヒョンソンは本来のカードから急きょ代役としてメイン出場、しかもプロ10戦全勝（9フィニッシュ）という向かうところ敵なしの勢いを持ち込んできた。
激戦が予想された一戦は、平良達郎が持ち前のグラップリングと冷静な組み立てで2ラウンド1分6秒、鮮やかな“フェイスクランク”による一本勝ち！見事に復活を果たし、フライ級トップコンテンダーへの再起を高らかに宣言した。ここぞという場面で見せる勝負強さ――やはり「日本の至宝」は只者じゃない！これで来年以降の世界タイトル戦線がさらに色めき立つこと必至だ。
コーメインイベントではクリス・ダンカンがマテウス・レビツキと激戦を繰り広げ、判定勝利。また、注目の中村倫也がネイサン・フレッチャーを1ラウンド・ボディキック＆パウンドで圧巻のTKO勝ちを飾るなど、アンダーカードも粒ぞろいの好内容。
他にも、女性ファイターのカロル・ローザやピエラ・ロドリゲスなどが堅実な判定勝ちを挙げ、今大会はKOもサブミッションも続出というエンタメ度満点の大会となった！
だが、何と言っても今夜の主役は平良達郎！ロイヴァル戦の雪辱を果たし、新たな一歩を踏み出したこの男が、今後どこまで世界基準で戦えるのか――次なるステージでUFCフライ級の頂点を獲りにいく姿は、全ての格闘技ファンにとって最高の刺激になるはずだ！
これぞ日本発・新時代のMMAスター爆誕。「止まらない進化」「世界王者への挑戦」――平良達郎の逆襲劇から、絶対に目が離せないぞ！！