ハビブ・ヌルマゴメドフとコナー・マクレガーの因縁といえば、格闘技界のみならず世界中のファンを虜にしてきた名勝負伝説だ。だが、近年のコナー・マクレガーはリング外でのトラブル続き。性的暴行民事訴訟で責任を認められたり、過去にはバス襲撃事件や高齢者への暴力、2023年にも新たな訴訟、さらにはSNSでのヌード流出騒動など、とにかく“悪童”ぶりが際立っている。
そんなコナー・マクレガーについて、UFC229で因縁決着をつけた元王者ハビブ・ヌルマゴメドフがニューヨークのイベントで言及。「彼の名前は出したくない」としながらも、「すべては罰だ」と厳しく断じつつ、一方で「アッラーは誰にでも帰るチャンスを与えてくれる。マクレガーにも人生をやり直す機会があるし、それは全ての人間にあるべきものだ」とも語った。つまり“どんなに落ちても立ち直る道がある”という、まさにイスラム精神にのっとったメッセージを送ったのだ。
さらにハビブ・ヌルマゴメドフは「マクレガーが変われば、その影響力は多くの人の人生をもプラスにできる」と、元ライバルであっても再生の可能性を信じていることを明言。彼だからこそ語れる厳しさと慈愛が入り混じるコメントは、格闘技ファンならずとも胸に響く。
名勝負で世界を熱くした両雄が、新たな“生き方”のメッセージを発信する現代――コナー・マクレガーがもしリングの内外で本当に“復活”を遂げたとき、どんなスーパースター像を見せてくれるのか?そしてハビブ・ヌルマゴメドフのピュアな精神は、新世代の格闘家たちにどう伝播していくのか。
悪童伝説はここで終わりじゃない!迷走も、どん底も、すべてドラマに変えて――マクレガーよ、次こそ本物の“カムバック劇場”を世界に見せてくれ!