UFCバンクーバー大会メインイベントが激変だ！来月の「UFCファイトナイト・バンクーバー」では、元ONE二階級王者ライニエ・デ・リダーとアンソニー・ヘルナンデスの激突が予定されていたが、ヘルナンデスは突然の欠場が決定。理由は現時点で不明のまま。これにより代替カードとしてデ・リダーは、UFCミドル級ランキング11位・ブレンダン・アレンと頂上決戦を繰り広げることとなった。
この試合は、ダナ・ホワイトが「ミドル級次期王者決定戦路線」として組んだふたつの天王山のうちのひとつ。先日のUFCパリ大会でナッスルディン・イマボフがカイオ・ボハーリョに判定勝利し、次期王者カムザット・チマエフへの挑戦権争い“本命”として浮上したばかり。デ・リダーvsヘルナンデスはもうひとつの“パズルの欠片”となる予定だっただけに、今大会の変更による挑戦権争いの行方にも注目が集まる。
ネットでは「パウロ・コスタが代打出場できるのでは？」といった噂も飛び交ったが、公式発表はブレンダン・アレンの抜擢。アレンは直近のUFC318でマーヴィン・ヴェットーリを判定で下した実力者。勢い十分なアレンと、UFC無敗のデ・リダーが新たな“王者争いの台風の目”となることは間違いない。
大会は2025年10月18日（日本時間19日朝）、カナダ・バンクーバーのロジャース・アリーナで開催。バンクーバーはUFCにとっても名物開催地。ONEチャンピオンシップ時代から二階級制覇、7月のUFCアブダビ大会ではロバート・ウィテカーとの死闘でスプリット判定勝ちという“実力・実績ともに規格外”のライニエ・デ・リダー。“代役”ブレンダン・アレンもまた連戦連勝、ランキング急上昇中だ。
この急転直下のカード変更――それぞれの逆境突破力と「代役ならではのサプライズ」を見せてくれるはず！誰が秋のバンクーバーでミドル級王座戦線の頂点に名乗りを上げるのか、メインイベントで真の実力者がリングに新たなドラマを生み出す瞬間に期待してほしい！