フランキー・エドガーは今月、自身の出身地で戦いに復帰することを望んでいたが、それは叶わなかった。彼は自分の対戦相手ジミー・リベラとの試合がキャンセルされたのはBKFCの責任だと非難している。
元UFCライト級王者で長年フェザー級のトップコンテンダーとして活躍してきたフランキー・エドガーは、10月4日にニューアークのBKFC82でUFCの同僚ベテラン、ジミー・リベラと対戦する予定だった。しかし試合直前、BKFCのデイビッド・フェルドマン社長が健康上の問題を理由にキャンセルを発表した。
フェルドマンはエドガーが戦わなかったにもかかわらず報酬は支払ったと語り、エドガーもこれを認めている。しかしエドガーはこの状況に納得しておらず、「チャンプ・アンド・ザ・トランプ」ポッドキャストで自身の話を明かした。
エドガーは約6~7週間トレーニングを積み、試合1週間前にBKFC側から「オーナーはマンチェスターに行き電話にも出られない。医師の判断で年齢のこと、連続TKO敗北、ブランク、戦績を理由に戦うなと言われた」とメールで告げられたことに疑問を持つ。実際、契約締結時にはすでにこれらの事実は明らかになっており、彼は全ての健康診断もパスしていた。
エドガーは身体検査、血液検査、眼科検診、3種類の心臓検査、神経科検査、MRI、MRAなど念入りな検査を全てクリア。BKFCは「医療記録を受け取っていない」と主張したが、実際には連邦体育委員会に提出されておらず、結果的に彼は「非常に健康で戦える状態」と最終的に認められた。
エドガーはBKFCがチケット販売不振やスポンサー離れのため、報酬が高い自分を外すことで費用削減を目論んでいる可能性を疑い、「つまり、使い捨てにされた気持ちだ」と憤る。なお、法廷闘争の意向はなく、むしろ戦わないことで多く支払われた可能性を語っている。
彼にとって最も悔しいのは、BKFCの対応により自分が戦いたくないか能力がないかのように見られること。エドガーは「自分は準備万端で、全ての検査に合格している。再び戦う機会があればいつでも行ける」と声明を出している。
フランキー・エドガーはUFCで最後の3試合をKO/TKOで敗れた後、2022年11月に引退を発表。このBKFC参戦は復帰の試みだったが、医療面での疑念により直前に中止となった。彼の挑戦は終わったのか、あるいは別のチャンスが巡ってくるのか、今後の動向に注目が集まっている。青年期からのレジェンドの挑戦はまだ続く!今は自身の健康と再起を第一にし、ファンと関係者の期待に応えたいと願っている!