インタビュー・コメント

デメトリアス・ジョンソンは2階級チャンピオンに興味がない

UFC226ではスティーペ・ミオシッチ対ダニエル・コーミエによるチャンピオン対チャンピオンの試合が決定しましたが、以前からその他にもスーパーファイトの噂がありました。

現UFCフライ級チャンピオンのデメトリアス・ジョンソン対バンタム級チャンピオンのTJディラショーとの試合です。

この試合はまだ正式に決定していませんが、もし実現した場合はディラショーが階級を落としてフライ級マッチになるとジョンソンは考えています。

なぜバンタム級で戦うことに興味はないのか、ジョンソンは『The MMA Hour』で次のように語っています。

「率直かつ正直に話すと、もし私が135ポンドに上がってTJディラショーと対戦しても、私は135ポンドに留まることに何の関心もない。人々はなぜダメなのか?って思っているけど、私にとっては160ポンドにいる選手と戦うことと同じくらい興味がないことなんだ」

「そうしても体をもっと摩耗することになり、傷つけるだけだろう。私は自分のキャリアをもっと長期的に考えている。勝つか負けるかにかかわらず、あと5~6年は戦いたいと思っているんだ。ショーン・オマリーを見てくれ。彼は5フィート11(約180cm)だ。もし神がそれだけのものを与えてくれたら、間違いなく私はそれをやっているだろうし、ここにいることもないだろうね」

ジョンソンはまだディラショーとの対戦を望んでいるとし、ミオシッチ対コーミエが行われるUFC226で戦うのが理想だとしながらも、話し合いは休止していると語っています。

「それは私が望む戦いだよ。UFCは私がこの試合を望んでいることをわかっていると信じている。あとはファースト・ラウンド・マネージメントのマルキとアベがそのことを処理してくれるだろう。彼らは素晴らしいマネージャーであり、私は望んでいることを彼らに語り、彼らはUFCと話をしてくれるんだ。でもマルキと彼らの話し合いは休止状態になっているのだと思う」

「結局のところUFCはビジネスだ。TJはベルトを獲得して5、6ヵ月間チャンピオンでいるけど、彼はバンタム級で戦うことができる対戦相手がまだいる。UFCにはドミニク・クルーズ、ジミー・リベラ、コーディ・ガーブラントたちと再戦ができる選択肢がある。一方私にとっても同じように再戦の選択肢がある。しかしTJも私と同じようにより大きな収入を得られる試合を望んでいると思うから、あとはUFCが何をしたいのか様子を見てみよう」

ジョンソンはもしディラショー戦が実現しなければ、ヘンリー・セフードなどのフライ級トップコンテンダーと戦うつもりでいるようです。

「結局はいくら稼げるかだ。もし多くのお金を稼ぐつもりなら、私がいつも人々に伝えることの一つは、自分の階級のNo.1コンテンダーとの対戦を決して断ってはいけないことだ。なぜならUFCは実際にタイトルを剥奪できるからね。彼らは、No.1コンテンダーと戦うつもりがないと言って、剥奪するんだよ。でも大丈夫、ヘンリーセフードがNo.1コンテンダーだと思うから、もし本当に彼がNo.1コンテンダーになれば、私は彼と再び戦うつもりだよ」

ジョンソンは現在肩のケガのリハビリを行っていますが、インターナショナルファイトウィークには間に合うと考えています。

もし7月7日にディラショーとのスーパーファイトが実現すれば、ジョンソンは2階級チャンピオンには興味がないため、フライ級マッチになるようです。

「ディラショーは体重を減らして2階級チャンピオンになりたんだろう。私はそれに関心がない。私はあらゆるMMAでただ一人の12回連続防衛チャンピオンになりたいんだ。2階級チャンピオンは今では古い話だよ。じゃあ新しい話は何かって?11回のディフェンディングチャンピオンだ」

(mmafighting)