4月7日に開催されたUFC223のメインイベントに出場予定だったトニー・ファーガソンは、試合1週間前に膝を負傷したことで欠場が決まり、その後手術を受けて現在は復帰に向かっています。
ファーガソンがいなくなったメインイベントは、マックス・ホロウェイが決まった後、最終的にアイアキンタが出場したものの、ハビブ・ヌルマゴメドフが勝利したことから新ライト級チャンピオンになりました。
その後ヌルマゴメドフは、自身のソーシャルメディアで11月まで防衛戦を行わないことを明らかにしました。
そして回復に向かっているファーガソンは、自身の復帰する時期について『ESPN』で次のように語っています。
「このような手術を受けると、回復するのに3ヵ月~6ヵ月はかかると言っていたが、すぐに治るよ。ハビブが戻って来るときが、私の復帰するときだ。だから11月の復帰を考えているよ」
ヌルマゴメドフがUFC223で新チャンピオンになると同時に、それまでファーガソンが保持していた暫定ライト級タイトルもなくなりました。しかし彼はまだ自分がチャンピオンであると考えています。
「UFCは私のタイトルをなくし、ハビブがライト級で唯一のチャンピオンだとしたが、UFCは私のマネージメントに対して何も正式に言及していなかった。だから私に言わせれば、私はまだ真の155ポンドのチャンピオンだ。私が自分のベルトを失うことは絶対にないよ」
ファーガソンは言うまでもなく、復帰次第すぐに現チャンピオンであるヌルマゴメドフとの試合を期待しているものの、UFCが不運な事故によって失った彼のチャンスをなくさないことを望んでいます。
もしUFCがファーガソンのタイトル挑戦を認めなかったらと尋ねられ、彼は次のように語りました。
「もしそうなったら急所蹴りを食らわされたような気分だね。結局のところ、UFCは本当にファイターのことを好きなのかって感じだ。私は彼らの中で最もタフなファイターの一人なんだ。だから私が倒れても私のことを蹴らないで欲しいね。すでにペイパービューで稼ぐチャンスを失っている。彼らは私にタイトルを返すか、同じ契約内で戦うはずだったことを確認する必要があるんだ。私は挑戦権を獲得したんだからね」
ライト級には多くのタイトル挑戦者候補がいます。ヌルマゴメドフの最初の防衛戦の相手が誰になるのかは気になるところです。
(bjpenn.com)