インタビュー・コメント

クリス・サイボーグ「ホワイトは公に謝罪するべきだ」

UFC240でフェリシア・スペンサーに勝利したクリス・サイボーグは、今後フェザー級チャンピオンのアマンダ・ヌネスとの再戦が期待されています。

しかしその前に、サイボーグとUFCとの契約が満了したため、今後新たな契約を締結する必要があります。

サイボーグは今週月曜日(日本時間火曜日)に行われた『MMA Show』に出演し、ヌネスとの再戦までの間に多くの障害があることを語っています。

「UFCで戦うためには、多くのことを修正して変更する必要があると思っている。私のキャリアに注目している人であれば誰でもUFCとの争いを知っているよ。団体側が私にいて欲しいと思っているから、ファンは私がUFCと決して戦い始めることはないと思っている。でもそれは違って、ファンのプレッシャーがあったからなんだ。私のファンが非常に多くのプレッシャーをかけているから、私がUFCで戦うチャンスがある。彼らが私を望んでいたからではないんだよ」

「彼らは私のブランドイメージを成長するのを助けてはくれない。彼らは私のブランドにずっとダメージを与えようとしていて、特にUFCの責任者であるダナ・ホワイトがそうなんだ。それはずっと前から始まっていたことで、私がストライクフォースにいたときからあったことだ。彼の問題が何なのかはわからないけど、彼はずっとダメージを与え続けている。だから私は彼が間違っていると証明したんだ」

実際UFCからは契約延長のオファーがあったとサイボーグは明らかにしました。しかしそれは自分にとって悪い条件だったことからそのオファーを拒否したと語っています。

「彼らはオファーはミニマム契約で6試合だった。でも問題なのは、UFCがその契約によって私に年に1試合を戦わせることだ。アマンダの後に誰と戦うつもり?もしその契約を結びたくないのであれば、1試合契約をして延長はなく、ただリマッチをすれば私はフリーになれる。それなら私は戦うのに問題はない。でも今彼らは私に6試合を年に1回やらせようとしているが、そうなると私がUFCにいる期間を想像してみて欲しい。私が年に1回しか戦わなければ、私のブランドの成長を助けるのではなく、単にダメージを与えているだけだね。これは私にとって何の助けにもなっていないよ」

「あとお金の面でも解決する必要がある。私はそれをダナ・ホワイトに直接言ったんだ。もし6試合そのお金を払おうとするのなら、リマッチが実現することはないだろうってね」

もしホワイトが再契約を望むのであれば、これまで長年にわたってイメージを損なってきたことに対して公に謝罪するべきだとサイボーグは語っています。

「もちろん彼は謝罪しなければならない。彼には家族や子供がいる。もし正直でいたいのであれば、彼は謝るべきだと思うよ。彼にその気持ちがあるのかはわからないけど、彼は私だけでなく、私の家族や周りの人にも影響を与えている。それは正しいこととは言えないね。こういうことをしていれば私の家族を巻き込まないことはない。実際彼は影響を与えたんだ」

「謝罪は公然でやらなければいけない。ジョー・ローガンのようにプライベートで謝罪するのは簡単だ。ジョー・ローガンはカメラがなければ、私にごめんなさいって言ってくれるよ。でも男だったら人前で話すべきだ。彼は部屋にいるときに後ろにやって来て、私の耳元でごめんなさいって言ってくる。私が知っている男はそんなんじゃないんだよ」

サイボーグもアマンダ・ヌネスも再戦を望んでいるものの、今のところUFCとの再契約までの道のりはまだ遠い状況にあるようです。