インタビュー・コメント

ダスティン・ポイエー「歴史を作ろうとしている」

9月7日にアブダビで開催されるUFC242のメインイベントでは、ハビブ・ヌルマゴメドフ対ダスティン・ポイエーによるライト級タイトル統一戦が行われます。

現在UFC暫定ライト級チャンピオンのポイエーは、キャリア27勝無敗のヌルマゴメドフに対して初めて勝利する選手になれると確信しています。

頭の中にあるのは、勝利の仕方がKO(TKO)なのか、サブミッションなのかということです。

ポイエーは木曜日(日本時間金曜日)に『MMA Junkie』に対して次のように語りました。

「頭の中でいろいろ考え続けているよ。ハビブをサブミッションで勝利できる気がしているんだ。どうなるかはわからないが、彼をノックアウトするか、サブミッションかいずれかで倒すつもりだ。ハビブ・ヌルマゴメドフをフィニッシュするつもりだよ」

ポイエーはこれまで31試合(25勝5敗1分け)を戦ってきた経験豊富なファイターですが、これまで積み上げてきたもの全てをこの試合にぶつけるつもりだと語っています。

「全てをひとまとめにして最高のファイターになろうとしているんだ。9月7日はオクタゴンに足を踏み入れると、ベストを尽くす必要がある。自分の全てを出すことになるだろう。このための準備は全てハビブを打ち負かすために正しい方向に進んでいるってことは理解している。今まで誰も成し遂げなかったことをするつもりだ。この試合をそういう風に考えているよ。歴史を作ろうとしているんだ」

ヌルマゴメドフはこれまで強いレスリングスキルとグラウンド・アンド・パウンドでの攻撃によって、無敗を築き上げてきました。

そのためヌルマゴメドフがグラウンドで上にいるときには、対戦相手は逃げるのに苦労します。

ポイエーはヌルマゴメドフの攻撃を警戒しつつも、自分の攻撃においても焦点を当てていると語っています。

「もちろん大きな危険がある。私は彼に征服されたくはないから引き離そうとするだろう。試合は全部で5ラウンドしかない。もし3ラウンド彼に攻撃されたら、フィニッシュが必要になってくる。私がやろうとしているのはそういうことではないんだ」

「彼のテイクダウンについてはあまり心配していないよ。彼にはダメージを与える必要がある。今回のトレーニングキャンプではそこが大きな部分を占めている。ラウンドで勝利して自分を有利なポジションにもっていき、試合に勝つつもりだ。フェンスは避けて、グラウンドでは立ち上がるようにする。しかしそれと同時に、自分のやるべきこともする必要があるんだ」

ポイエーは今後マネーファイトやスーパーファイトを望むとしながらも、今は目の前のライト級タイトル統一戦にベストを尽くすつもりだと語ってます。

「偉大なレガシーを残したい気持ちはあるけれど、結局のところ私たちが戦うのはお金のためでもある。永久に戦い続けることはできない。今自分に不利な状況になっているのを見ると、長い道のりがあるようだね。でも目の前にあるものを軽視したくはないんだ。それに集中したいと思っている。ハビブを倒し、統一されたベルトをかかげたら、その後で将来について話そうよ」