インタビュー・コメント

コナー・マクレガーがセラーニ戦や今後について語る

1月18日にラスベガスで開催されたUFC246のメインイベントでは、コナー・マクレガーとドナルド・セラーニが対戦しました。

マクレガーは試合序盤に肩を使って攻撃し、その後ハイキックを決めてわずか40秒で勝利しています。

これまでマクレガーの主な武器と言えば左手でしたが、今回は左肩を使って攻撃したことについて試合後の記者会見で次のように語りました。

「彼らが私に対して左手があるって言っていることは知っているよ。でも彼らはこれから左肩もあるって言わなければいけないね。左手と左肩だ。いわゆる試合のエキスパートとされる彼らは私のスキルセットを分析しようとしていて、私がただの左手を持ったファイターだと言っているんだろう。それは非常に無礼であり無知だね。おそらく知識のある人たちの多くが驚いただろう。クリンチでは良い攻撃だよ。相手を捕らえることができるんだ。彼が一発目に油断していたのに気づいていた。だからさらに1~2発やってお互いに離れたときには目と鼻がつぶれていたんだ」

セラーニはこれまで多くの対戦相手を頭部へのキックで仕留めてきたことをマクレガーは理解しており、セラーニの攻撃を想定していたと語りました。

「ドナルドのヘッドキックには注意していたんだ。私との試合は世界タイトル戦に相当するものだ。ドナルドと彼のチームは思い描いたであろうことはわかっていたよ。彼らはハイキックでセットアップする方法を練習していたんだろうね。しかし同時に、ドナルドにはハイキックでのセットアップするときに多くの矛盾点があるんだ。だからそのハイキックによって私が彼を捕らえることができると思ったんだ」

気になる今後の対戦相手の一人にはライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフがいます。

しかしマクレガーはヌルマゴメドフを特別意識することはなく、特定の誰かを考えることはないと語っています。

「ライト級タイトルはそこにあると思っている。でも体格の違いを見ただろうけど、準備やいろいろあるんだ。タイトル挑戦に戻って来るだろうが、もし(ヌルマゴメドフ対ファーガソンの)試合が行われるのであれば、座って待つつもりはない。誰であろうと今の私には関係ないことだ。今は日付を見ているんだ」

「私が言ったように、誰であるかは問題ではない。誰でも構わないね。並んでいる相手は全員避けられないんだ。時に戻って来るのに時間がかかることがある。ドナルドの状況を見て欲しい。私もドナルドも2015年から進んでいない。私たちはこのビジネスに長い間携わっている。それはいつまでも続くんだから急ぐ必要はないんだ。そして誰であっても関係ない。私はただ自分の状態を保ち、集中して、時が来たときにそれを受け入れるだけだよ」

UFC246の会場には、BMFタイトルを獲得したホルヘ・マスヴィダルがケージサイドに座っていました。

ところがなぜかマスヴィダルはヴェルサーチのバスローブを着ていたことにマクレガーも気づいてたようで、冗談を交えつつマスヴィダルについて語っています。

「(なぜマスヴィダルがバスローブを着ていたのかを)もし私に聞くならばかげているよ。なぜかわかるわけないじゃないか。もちろん戦いたいと思っているよ。何が起こるか見てみよう。あのベルト(BMFタイトル)が欲しいと思っているよ。あれは素晴らしいベルトだろう?でもまだリストに加えただけだ。もし私に聞くのであれば、ホルヘにとって今日は良い夜ではなかったね」