インタビュー・コメント

ヌルマゴメドフが1億ドルのオファーについてコメント

現UFCライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフは、先月のUFC246でコナー・マクレガーが勝利したことから、再戦の可能性について大きな話題になっています。

さらに先日ヌルマゴメドフのマネージャーであるアリ・アブデルアジズは、ヌルマゴメドフ対マクレガーの再戦をサウジアラビアで開催するために、サウジアラビアから1億ドル(約109億円)のオファーがあったことを明らかにしました。

しかしヌルマゴメドフは、金額が決定に左右されることはないと苦言を呈しています。今週ロシアで行われた記者会見で次のように語りました。

「どうしてそんな大金が必要なのだろうか?世の中には非常に多くの組織がある。例えば視覚障害者のサッカーやサンボなどその他のスポーツでもそうだ。もし彼らがお金をどうするか困っているなら、そのお金を彼らに渡して欲しい。なぜあのバカを再び打ち負かすために、私に1億ドルを与えようとしているのか?それが理にかなっているとは思わないね」

ヌルマゴメドフはマクレガーについて話す代わりに、4月に行われるUFC249で対戦予定のトニー・ファーガソンについて語りました。

「4月18日に戦うが、非常にシリアスな戦いだよ。この1ヵ月半の間、絶えず一貫してトレーニングを行ってきた。試合の70日前になっているけど体は良い状態だよ」

「試合の後に何が起こるかなんて誰にもわからない。私はそれについて気にしていない。それはUFCが望んでいることだ。みんなが再戦について私に質問することにさえ驚いているよ。あの試合の後にもお祭りを続けたがっているようだね」

「(UFC229のマクレガーの試合について)オクタゴンで何が起こったかみんな見ていただろう。私はあらゆる場面で試合をコントロールしていたし、自分がやりたいことは全てやった。彼はギブアップさえしていた。再戦についてどうすれば議論できるだろうか?私たちはそのお祭りを続けてお金を稼ぐことについてなら話すことができる。問題なのは、私がそれを求めているのか?ってことだ。私はトニー・ファーガソンに集中しているよ」

ヌルマゴメドフはファーガソンとの試合について、どのように展開するのか予想できないとし、あらゆる事態に備えて準備をする必要があると語りました

「相手の行動について気にすることはない。相手が何をしてくるか、どのように行動するのかは心配していないよ。私は常に相手の強みを研究し、ケージに入ったときにそれを消そうとするんだ」

「しかしながら、私がカットされるのを誰も見たことがないし、ブラックアイ(目の周りの黒あざ)すらない。だからそれが問題になるとは思わないね。私の頭と肌は良い状態なんだ。誰も私をカットできなかったのだから、ジャッジが試合を止めるほどひどい状態になるとは思っていないよ。面白い試合になるだろう。私はブラックアイになって会場を去ったことはないから、彼は自分のやるべきことをするべきだね」