インタビュー・コメント

スターリング「タイトル挑戦をかけてヤンと戦いたい」

昨年12月に行われたUFC245では、バンタム級ランキング1位のマルロン・モラエスがジョゼ・アルドに判定で勝利しました。

ところが試合後にセフードがアルドへ対戦を呼びかけたことで、5月のUFC250ではヘンリー・セフード対ジョゼ・アルドのチャンピオンシップが行われる予定です。

バンタム級ランキング2位のアルジャメイン・スターリングは『MMA Fighting』のインタビューで、3位のピョートル・ヤンとタイトル挑戦をかけた試合を行うべきだと語っています。

「タイトル挑戦権を獲得する、もしくは暫定タイトルをかけて戦うという点で話し合っているのは私たち2人だけだと思う。だからもしそれが実現するべき試合なら、なぜ私たちに次のタイトル挑戦に相応しい選手を見つけさせようとしないのか?」

チャンピオンのセフードは最近の『ESPN』のインタビューで、スターリングのことを『アルジャミマ』と呼びました。

これはアメリカで有名なクエーカーオーツ社のパンケーキミックスのキャラクターとして使用されている黒人のジェミマおばさんにちなんでの発言です。

しかしスターリングは人種差別での発言には関心がないと語っています。

「どちらにせよ彼の顔を殴りたいね。私にとってはビジネスだ。全てはショーを盛り上げるためにやっていることだけど、結局のところ私たちは戦わなければいけないことは理解する必要がある」

「私は人種に関したことで試合を盛り上げたくはない。私はそういうタイプの人間ではないよ。そういったことで試合に挑むことは決してなかった。だからそういったナンセンスなことには関わろうとはしないんだ」

スターリングはセフードと戦えないなら、タイトル挑戦権をかけてピョートル・ヤンと戦わせて欲しいと主張しています。

「彼は私が欲しいものを持っていて、私は彼からそれを奪いたい。自分ならそれができると思うし、だからタイトル挑戦権が欲しいんだ。私はピョートル・ヤンが倒した選手たちにも勝っているし、より良い勝ち方をしたと思う。それが私にとってのストーリーだ。私に次のブギーマンを与えて欲しい。もし彼らがヘンリーと戦わせてくれないのなら、次のブギーマンを与えて欲しいね」