今週末に開催する予定だったUFCロンドンの開催が難しくなった後、メインイベントでタイロン・ウッドリーが対戦する予定だったレオン・エドワーズの出場も難しくなりました。
その後ウッドリーに対してコルビー・コビントンが対戦相手に名乗りを上げて、ウッドリーもそれに同意したものの、最終的にUFCはイベントそのものを無期限で延期する決断をしました。
コビントンは『MMA Fighting』のインタビューで、ウッドリーと戦えなくなったことについて語っています。
「両者とも同意していた。これまでタイロン・ウッドリーは私との試合を決して受け入れてこなかった。しかし彼は今までで初めて私と戦うことに同意したんだ。そしてそれはみんなのために実現しそうだった。ところが突然打ち切られ、彼らは試合をする場所を見つけることができなかったんだ」
イベントがなくなる前にウッドリーとの試合を望んだコビントンでしたが、チャンピオンであるカマル・ウスマンとの再戦はあくまでも最優先であると語りました。
「それは間違いなくウッドリーよりも優先されるものだ。私はブルーカラーの働き者だし、毎日働き続けているよ。自分が世界で一番だ。この会社のために世界で最高の仕事をしているのだから、いつでも戦えるように準備をしておくつもりだよ」
コビントンはイベントそのものを中止にするべきではなく、何らかの形でも試合を行うべきであると主張しています。
「それが正しい動きだとは思わないね。私たちは健康的で若いプロのアスリートだ。オクタゴンに閉じ込められてお互いに戦っているのだから、すでに十分危険なことをしているよ。今起こっているわずかなインフルエンザよりも危険なものって何?人々は何が起こっているのかをもっと意識して、手洗いを行ったり、社会的距離を取ったりする必要があると思う。しかし私たちはプロのアスリートとしてすでに十分なリスクを冒しているんだ」
「中国からのファンと連絡を取ったんだ。彼らは家に30日間留まらなければならず、その後1ヵ月以上ほとんど新患がいなくても全てが管理されている。私はみんながパニックに陥って非合理的に行動していると思うね。私たちは全てが管理されていることを認識する必要があるし、世界で最も偉大な国であるアメリカは大丈夫だ。だから普段通りに戻れるよ」
「ここは世界で最も素晴らしい国だ。だから私たちが一緒になって一つになるのを見てみたい。私たちの異なる政治的な考え方は脇へ置いて、みんながお互いに目を向ける必要がある。できる限り早く普段のアメリカを取り戻そうよ」