UFCバンタム級ファイターのコーリー・サンドヘイゲンは、5月16日にサンディエゴで開催予定のUFCファイトナイトでアルジャメイン・スターリングと対戦する予定です。
しかしこのニュースが報じられた後、スターリングは現在いるニューヨークがロックダウンとなっているため試合を受け入れたことを否定しました。
スターリングはTwitterで、「何人かの対戦相手について話をした。私が知る限りでは、特にこのような混乱が起きている中で試合の発表はない。私はもうジムに行くことすらできないんだ。完全に閉鎖されているのに、私が戦うと思う?」とコメントしました。
サンドヘイゲンは『MMA Fighting』のインタビューで、スターリングとの試合について次のように語りました。
「私の理解では、両者が合意したものだと思っている。アルジャメインが私と戦うことに興奮していたことはわかっているし、私も彼と戦うことに興奮している。正直なところ、自分に相応しいと思う対戦相手と戦えるかどうかの方が気になっていたんだ。それが叶った。希望通りにはならないものだが、それは誰しもが経験しているものだよ」
「今日オランダの友人と話したんだけど、彼がどれだけクレイジーな選手か教えてくれたよ。私は(ダン)フッカーと親しくしていて、彼は自分のジムを閉鎖しなければならなかった。世界中がこのような状況に陥っているから、全てが先送りにされているんだ。5月16日にならなくても気にしないよ」
サンドヘイゲンは当初ドミニク・クルーズとの対戦が噂されており、実際にUFCと対戦について話をしていました。
しかし最終的にクルーズから準備が出来ていないと断りの連絡があったと語っています。
「サンディエゴのことは、クルーズがマッチメーカーにメッセージを送って準備が出来ていると言っていたんだ。UFCにいる誰もが私と彼の試合に賛成していたけど、彼からは何も聞いていなかった。だから彼の答えを早めようと投稿したんだ。その投稿をした後で、彼はUFCに準備が出来ていないと伝えたんだと思う。それがどういう意味を持つのかわからないけど、私にはそのように伝えられたんだ。クルーズかアルジャメインのどちらかってことだけど、アルジャメインと戦えることに当然満足しているよ」
「アルジャメインにはワクワクさせられているよ。ドミニク・クルーズとの試合は、自分のためにやりたかったことだと思う。10年前に見ていて私がこのスポーツに興味を持つきっかけをくれた人と向かい合うのがどんなものかを感じたかったんだ。それを自分の肌で感じたかったし、そのチャンスを与えてくれるなら受けようと思っていた」
「ドミニクが次のタイトル争いに加わるべきだと思うかって?そうは思わないね。1年半前のジョン・リネカー戦では、私が彼の代役を務めたんだ。それ以来ずっと戦ってきた。私の考えでは、アルジャメインや自分の方がクルーズよりもずっとコンテンダーとして値するよ」
サンドヘイゲンは、スターリングとの試合がベストな状態で行われるならたとえ延期になったとしてもかまわないと主張しています。
「今は私とアルジャメインが責任を持って、世界中が直面している問題に対処する必要があると言いたいね。だから専門家が言うように、トレーニングパートナーから離れていることが責任ある行動だと思うし、私たちはそうすべきだと思っている。少なくとも私がいるコロラド州やニューヨーク州では、今後3週間でトレーニングができなくなるだろうし、もっとひどい状態になると想像しているよ。私と彼は戦うことになる。でも別の日になるかもしれない。世界中に示すためにも、私たちは2人とも最高のパフォーマンスをして素晴らしいショーを行う必要があるんだ」