インタビュー・コメント

TJディラショー「復帰後はタイトルを取り戻すつもりだ」

元UFCバンタム級チャンピオンのTJディラショーは、2019年3月にUSADAから2年間の出場停止処分を受けたため、試合を遡って2021年1月まで試合に出場することができません。

ディラショーは当時保持していたバンタム級タイトルを返上した後、現在ではヘンリー・セフードがタイトルを保持しています。

ディラショーは『MMA Junkie』のインタビューで復帰した後について言及し、できることならタイトル戦線に戻って再びベルトを取り戻したい考えを明らかにしました。

「復帰したらタイトル戦をやると言われたけど、それは何の意味もないことだ。私は過ちを犯してしまったから何の権利もない。しかしもし自分に選択権があるとしたら、トップ5にいなくてもタイトルマッチをやるべきだ。それは理にかなっていると思う。もしタイトルマッチができなくても、トップ5にいるような選手と対戦できればタイトル挑戦権を得ることができる。遊ぶためにここにいるわけじゃない。ベルトを返して欲しい。まだ自分のものだ。取り返す準備は出来ているよ」

出場停止直後は厳しい状況だったとするディラショーですが、現在は非常にポジティブな時間を過ごしていると語っています。

「最初はとても厳しかったね。その後で両肩を続けて手術したんだ。落ち込んでいたよ。世界のトップに立ってからどん底まで落ちてしまった。大変だったね。ウソをつくつもりはない。大変じゃなかったと言えばウソになる。最初は本当に大変だった。でも常に精神面では強さを保っていたんだ」

「一生懸命働いてきたし、こんなこと望んではいなかったが、今までで最高の休暇だった。人生の他の部分に焦点を当てなければならない。やってしまったことは非常に後悔しているが、私はそれを認めてその代償を払った。もう二度とこんなことにはなりたくないから、不幸中の幸いだとは言いたくないが、でも実際そうなんだ」

「自分がやってしまったことだから根に持つのは難しい。私は過ちを犯した。自分の名前を汚してしまった。他の誰のせいでもない。彼らの感情を刺激してしまった。傷ついたけどそれは自分の名前を汚してしまったことへの代償の一部だ。今はそれに耐えなければならない。根に持ち続けるのは過去にしがみついているようなものだね。もう前に進んだんだ。次の目標に向かってベルトを取り戻す準備は出来ているよ」

これまでUFCでタイトルを2回獲得してきたディラショーですが、復帰後は3回目の戴冠を望んでいると語っています。

「今自分は3回目のチャンピオンになるチャンスを得たと思うが、それはおかしなことだね。最初のとき自分は負けるべきではなかったと思っている。もう一度それを取り戻さなければならない。3回目のチャンピオンにならなければいけないんだ」