インタビュー・コメント

ダニエル・コーミエが無観客でも試合を行うことを示唆

現在では新型コロナウイルスの感染拡大により、UFCのイベントが中止や延期になっている状況です。

昨年8月にスティーペ・ミオシッチに敗れてヘビー級タイトルを失ったダニエル・コーミエは、その後ミオシッチとの再戦の噂が続いていたものの、現在まで実現していません。

コーミエは引退まで残り1試合だと考えており、ミオシッチとのヘビー級チャンピオンシップになる可能性が濃厚となっています。

そんな中でUFCは無観客でもイベントの継続を考えており、早ければ5月9日に延期になっていたUFC249が行われる予定です。

コーミエは『Episode of DC』で、引退試合が当初思い描いていたものとは異なっているものの、無観客であってもミオシッチと戦うつもりであると語りました。

「そういった終わり方になるだろう。無観客だし、(UFC) APEXならケージが小さいと思う。アルティメットファイターのケージみたいなものだから、それは全然違う戦いになるだろうね。ペイパービューで戦うケージよりも小さいんだ。でも誰もいないアリーナで彼と戦うつもりだし、そうしてみたいね。ああ、最後はそのように終わるかもしれないし、ビンス・カーターのようになるかもしれない。ビンスは実際にゲームを終えることができて幸運だった。みんなが横に立ち退いて彼はスリーポイントシュートを決めたんだ。少なくとも私はそのチャンスを掴むつもりだよ」

コーミエはNBA選手のビンス・カーターを例に挙げました。今年の3月にNBAの残りシーズンが中断する可能性を考慮し、急きょ今シーズンで引退する予定のカーターがニューヨーク・ニックス戦に出場しました。

しかしコーミエにとっては無観客での試合になるため、最後の試合を家族に直接見せることができるかどうかはわからないと語っています。

「家族がどうなるかはわからない。それは私が望んでいることの一つだよ。妻と子供たちには最後の1試合を見てもらいたいが、それが可能かどうかはわからない。だからちょっと状況が違うけどね」

コーミエは夏ごろにミオシッチとの再戦を望んでいます。まだ実現するかどうかはわかりませんが、もし実現したときには延期された対戦カードが集まることでより魅力的なイベントになるだろうと語りました。

「私の頭の中ではその時点で実現するとかなり自信を持っていたが、今では夏に実現するかどうかもわからないね。でもそれが実現したときには、今まで以上に大きなものになると感じているよ。良い試合が増えて、家で見ている人も増えることになる。出場して頂点に立つには最高の状況になるだろうね」