UFCミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサンヤは、次のタイトル防衛戦の相手としてパウロ・コスタを視野に入れています。
3月のUFC248ではメインイベントでヨエル・ロメロを相手に防衛に成功したものの、試合内容は期待したものではありませんでした。
ロメロは終始カウンター狙いだったために動きが少なかったことから、アデサンヤはゲームプランを変更せざるを得なくなりました。
アデサンヤは『MMA Fighting』のインタビューで、ロメロとの試合と違って、今年後半に対戦するであろうパウロ・コスタとの試合に対して楽しみにしていると語りました。
「今回の試合は自分のためのものだ。次の試合は自分のためのものであって、コスタや他の誰かのためのものではない。自分自身を証明する戦いだよ。前回の試合では銅像と戦わなければならなかったが、今回は楽しみたいと思っているよ」
アデサンヤはこれまで自分の持ち味であるアグレッシブさを武器にUFCで結果を出してきましたが、もし今後コスタと対戦したとき、コスタにとってはこれまでに対処したことのないパワーや正確さを感じることになると語っています。
「彼は前に出てプレッシャーをかけてくるつもりだろうけど、最初から本当の私を感じることになるだろう。UFCではまだ誰も経験したことがない本当の私を感じてくれるはずだよ。ケルヴィン(ガステラム)以外で、私に少しプレッシャーをかけたのはおそらくイタリア人(マービン・ヴェットーリ)だけだったと思う。彼らはどうせ2人ともジュースド・モンキー(ステロイドを過剰に使用する人)だからね。でも今回を楽しみにしているよ。彼は段違いに優れているし、サウスポーではない。彼はパーフェクトだし、オーソドックススタイルだ。最近はサウスポーと戦うことに慣れてきたけどね。純粋なオーソドックスファイターと戦うのが楽しみだよ」
アデサンヤは当初次の防衛戦として6月~8月頃を考えていたようですが、現在はUFCからの連絡を待っている状況です。
パンデミックによってUFCの計画やスケジュールに大きな影響を及ぼしましたが、アデサンヤは無観客での試合でも問題はないと語ります。
「観客がいてもいなくても気にしないよ。私にとっては関係ないことだ。ファイト・アイランドは面白そうだね。フロリダ州のどこかだろうな。あそこはすごいんだ。(フロリダ州の)マイアミ・デイド郡にまた行けると嬉しいね」