7月11日に開催予定のUFC251のメインイベントに出場予定だったギルバート・バーンズでしたが、1週間前になって新型コロナウイルスに陽性となったことから出場ができなくなりました。
当初バーンズはUFCウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンと対戦する予定でした。
ところが大会が迫っているにもかかわらず、UFCは新たなメインイベントの実現に向けて動いているようです。
『ESPN』によると、UFCはバーンズの代わりとしてホルヘ・マスヴィダルと現在交渉中だと伝えています。交渉はまだ合意していないものの、現在話し合いは進められており、実現する可能性もあるということです。
Multiple sources tell @arielhelwani there are active negotiations to book @USMAN84kg vs. @GamebredFighter as the new main event of #UFC251 on July 11. pic.twitter.com/KhJHx5snQG
— ESPN MMA (@espnmma) July 5, 2020
当初7月のペイパービューではウスマンとマスヴィダルが対戦すると言われていたものの、マスヴィダルがソーシャルメディアでUFCとの交渉が決裂したことから出場がなくなっていました。
そこで最近元チャンピオンのタイロン・ウッドリーに勝利したバーンズがタイトル挑戦権を獲得したものの、イベント直前になって再び当初の対戦カードが実現しようとしています。
しかしもし最終的に契約が成立したとしても、マスヴィダルは全ての選手と同じように、試合当日までに3回の新型コロナウイルスの検査に合格しなければならないようです。ちなみに『ESPN』は、土曜日にマスヴィダルが抗体検査を受けて合格したことを伝えています。
さらに金曜日の夜にアブダビへ向かったチャーター便には、マスヴィダルはもちろん、ウスマンも搭乗しなかったため、UFCは彼らをUAEまで向かわせる必要があります。
試合の実現まで様々なハードルがありますが、UFCは新たなウェルター級チャンピオンシップのマッチメイクを諦めてはいないようです。
もしこの試合が実現しなかった場合には、UFC251はフェザー級チャンピオンシップのヴォルカノフスキー対マックス・ホロウェイ、バンタム級チャンピオンシップのピョートル・ヤン対ジョゼ・アルドの2つのタイトルマッチで進められることになります。