7月11日のUFC251では、ウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンにホルヘ・マスヴィダルが挑戦します。
当初ギルバート・バーンズの挑戦が決定していたものの、土壇場で新型コロナウイルスに感染したことから欠場を余儀なくされました。
その後急きょマスヴィダルとの交渉が始まり、すぐに成立後、試合が正式に決定することになりました。
無事にバーンズの代わりが決定したとはいえ、試合までわずか6日でウスマンに挑戦してマスヴィダルが本当に勝てるのかという疑念が出てきますが、実際には裏でしっかりとウスマンとの対戦に向けて準備をしてきているようです。
ダン・フッカーとの試合を終えたばかりでアメリカントップチームのチームメイトであるダスティン・ポイエーは、マスヴィダルがずっと戦う準備を進めていたことをポッドキャスト『THE FIGHT』で明らかにしました。
「彼は契約書にサインしていなかったから試合は土壇場で行われることになったが、彼は私のトレーニングキャンプ期間中ずっとそこにいて、私のメインスパーリングパートナーを務めていたよ。おそらく5週間は一緒にスパーリングをしていたね。彼は世界最高のレスラーたちを連れてきていた。彼が用意したんだと思うけど、みんなホルヘのためだけにそこにいたんだ。彼はトレーニングをやめなかった。交渉が決裂してバーンズが出場すると決まったときでさえも、私のトレーニングキャンプが終わったときだったと思うが、ホルヘは毎日ジムにいて練習していたよ」
「彼は体型で多くの人たちを驚かせると思うよ。彼はずっと私のキャンプにいて、私だけでなく他の選手も何人か手助けしていたから良いタイミングになるだろう。彼が戦える状態にあるってことは十分理解しているよ。彼はソファから立ち上がったばかりじゃない。ウスマンと戦う準備をしていたし、交渉は失敗に終わったけど、その後もトレーニングを続けていたんだからね。彼にこうなるって予感があったのかどうかはわからないが、休まずにジムにいたから彼が戦えることに興奮しているよ。彼はグッドガイでMMAのパイオニアだから、このようなチャンスを得られるのは素晴らしいことだね」
バーンズの欠場が決まったことは、マスヴィダルにとって実は最高のタイミングだったのかもしれません。