UFC251ではフェザー級チャンピオンシップの再戦が行われ、チャンピオンのヴォルカノフスキーがマックス・ホロウェイを判定で破り、タイトル防衛に成功しました。
先日引退したヘンリー・セフードが3階級目となるフェザー級挑戦に興味を示しているものの、ヴォルカノフスキーは試合後の記者会見で、今後についてセフードではなくフェザー級のNo.1コンテンダーと対戦したいと語りました。
「彼はこの階級で素晴らしいことを成し遂げてきた。それについては尊敬するほかない。しかし同時に、私が彼と戦うことは私のレガシーのためにはならないんだ。No.1コンテンダーと戦いたい。もしGOAT(史上最高の選手)になりたければ、No.1コンテンダーを倒さなければならない。もしヘンリー・セフードのようなヤツが前に割って入るんだったら、お金を支払ってくれるならその試合は実現できるかもしれない。私はGOATの地位が欲しいから、価値ある試合を組んで欲しい。ただヘンリー・セフードと対戦してもその役には立たない。私が勝つことを期待されているからだ。彼を侮辱するわけじゃないけどね。もし戦うことになったら、ここは彼の階級ではないってことを見せつけるよ」
今回はスプリット・デシジョンとなりましたが、試合後にダナ・ホワイトはヴォルカノフスキーが勝利した判定に不満を示していました。
ヴォルカノフスキーは結果についてどのように思っているかと尋ねられ、コーナーから言われたことを信頼していると語りました。
「コーナーは第3ラウンド次第だと言っていた。彼らは現実主義者なんだ。第3ラウンドは接戦だったが十分やったって私に教えてくれたよ。だから私は第3ラウンドで十分な結果を残したと確信していたし、ジャッジもそう思っていたってことだ」
またヴォルカノフスキーは試合前夜にUSADAの検査が行われたことに不満を示しています。
「言い訳はしたくないが、少し不満だったところがあったんだ。USADAのために起こされたから良いスタートを切れなかった。試合前夜における睡眠のことはかなり残酷だよ。19時に寝ていたんだが、21時か22時頃に彼らがやって来てUSADAの検査のために起こされたんだ。それが何だったのかよくわからないね」
「あとはあごが前回の試合からまだ痛いままだったから、それを克服しなければならなかった。早い段階で彼のリズムを崩すのが難しかった。彼がリズムに乗って私のあごを攻撃してきたから痛かったね。でも良い仕事ができたね。それこそがチャンピオンの仕事だよ」