インタビュー・コメント

ラキッチ「フィニッシュより勝つことが目標だった」

週末に行われたUFCファイトナイトのメインイベントでは、アレクサンダル・ラキッチがアンソニー・スミスを判定で下して大きな勝利を手にしました。

ラキッチはフィニッシュすることができなかったものの、試合全体を通して支配することに成功しました。

試合後に記者たちの前でインタビューに答えたラキッチは、フィニッシュすることよりも、プレッシャーをかけて勝つことが目標だったと語りました。

「とても良い感じだよ。私はフィニッシュを急ぐつもりはなかったし、もしその機会が訪れたらすればいいと思っていた。もしフィニッシュする機会がなければ、素晴らしいパフォーマンスをすることが目標だったし、実際にこのような結果になったんだ。彼を追いかけていたが、アンソニーはタフな選手だとわかっていた。彼は攻撃に耐えられることができるし、私は全てのエネルギーを使い果たしたくはなかった。それが自分にとっては手堅かったし、圧倒的な勝利を手にすることがゲームプランだったんだ」

「自分のレスリングを一生懸命やって彼にプレッシャーをかけた。彼を疲れさせることができたね。第2、第3ラウンドで彼の呼吸が荒くなっているのが聞こえたよ。プランでは焦ってサブミッションを狙わないことだった。もし何かされたら、その後で狙っていく。プレッシャーをかけて支配して勝つことが目標だったからね」

今回は3ラウンドマッチで行われたものの、ラキッチはたとえ5ラウンドだったとしても問題なく戦うことができたと主張しました。

「今夜は素晴らしいパフォーマンスをしたし、次は自分がタイトルに挑戦できると思っている。でもUFCが5ラウンドマッチで私を見たいというのであれば、彼らはそうするだろう。今回は3ラウンドマッチの準備をしていたけど、今夜は素晴らしいパフォーマンスができたし、あと2ラウンドも問題なく戦うことができた。5ラウンドの準備は出来ていたよ。君たちはこのペースで私が5ラウンド戦う準備ができているのを想像できるかい?驚くべきことだよ」

タイトルを保持していたジョーンズが返上したことにより、今後はライトヘビー級タイトルをかけてランキング1位のドミニク・レイエスと3位のヤン・ブラホビッチが対戦します。

さらに9月には2位のチアゴ・サントスと4位のグローバー・テイシェイラが対戦する予定です。

5位のスミスに勝ったラキッチは、今後のライトヘビー級の状況を注視していくと語りました。

「私にとって最も難しい挑戦はドミニク・レイエスになるだろう。彼はジョーンズと非常に良い試合をしていた。彼はヤンとタイトルをかけて戦う予定だ。2人ともタイトルマッチに相応しいね」

「UFCが次に何を計画しているのかいずれわかることだ。準備は出来ているし、今は非常に面白くなってきている。ヤン対レイエス、チアゴ対グローバーがある。どうなるか見届けよう」