週末に行われたUFCファイトナイトのメインイベントでは、ユライア・ホールがアンデウソン・シウバに第4ラウンドTKOで勝利しました。
試合後にUFCのコメンテーターを務めているマイケル・ビスピンとのインタビューに応じたシウバは、この試合で引退することを示唆しました。
「試合は試合だよ。オクタゴンの中に入れば、レフェリーがいてお互いに勝つチャンスは五分五分だ。今日はユライアが最高のパフォーマンスをしていた。彼は勝つために戦っていたし、私も楽しむことができた。私たちにとってやめるのは非常に難しいんだ。でも今日が最後の日だし、UFCファンのために最後のショーができてとても満足しているよ」
またUFCのダナ・ホワイトは試合後のインタビューで、シウバについてコメントしました。
ホワイトはもしホールじゃなければ、シウバはもっと大変な目にあっていたとし、試合をさせたことを後悔していると語っています。
「彼は手数の少ない選手と戦っていた。ESPNのメインイベントで5ラウンド戦って、第2ラウンドで放ったパンチは11発だった。もし彼が他の残忍な選手と戦っていたら、大変なことになっていただろうね。ユライア・ホールはUFCで最も弱気なファイターの一人だよ」
「アンデウソンは試合が終わったとき、インタビューのために立ち上がることすらできなかった。彼は座ってインタビューをしなければならなかった。私は大きなミスを犯してしまったよ。彼に今夜試合をさせるべきじゃなかったね。彼は会社にとってもこのスポーツ界においてもレジェンドであり、私は自分が同意できないことをしてしまったよ。自分が正しいとわかっていたし、それを今夜証明した。アンデウソン・シウバは二度と戦うべきではないね」
UFCはシウバと契約上あと1試合残っているものの、ホワイトはこのままシウバに引退することを望むと語っています。さらにもしシウバが現役続行を主張するのであれば、契約を解除して別のプロモーションで戦うことを認めると示唆しています。
「彼が何かしようとしているのを妨げるつもりはないよ。彼は大人だしやりたいことをやればいい。彼には私たちとの間に1試合残っている。でも彼には二度とここで戦わせない。引退して欲しいね。私は今本当に難しい立場にいる。なぜなら彼はここで長い間レジェンドとして活躍してきて、私が気にかけてきたからだ。彼のことを裏切りたくはない。でも彼はもうすぐ46歳だ。自分の命や家族を守ることじゃない限り、46歳で戦うべきじゃないね」