インタビュー・コメント

ヌルマゴメドフ「ファンの支えが強さをもたらした」

ライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフは、UFC254で戦ったジャスティン・ゲイジーとの試合後に引退を発表しました。

しかしUFCのダナ・ホワイトはヌルマゴメドフがあと1試合行うのではないかと考えており、ライト級タイトルは空位とならずまだそのままであると言及しました。

ヌルマゴメドフは最近ダゲスタン共和国の首長になったセルゲイ・メリコフとの動画で、今回の試合で引退を決意したことについて語っています。

「この試合での感情はこれまでと全く違っていた。父親がいないと全てが違っていたね。全てが起きた後に試合のオファーを受けたんだ。そのとき試合を受け入れるか断るかを考えたんだが、これは誰も知らないことだけど、引退するかもしくは戦って引退するかの決断もしたんだ。引退に反対している親しい人たちには、たとえあと10回戦ったとしても、その決断を迫られることになると話している。私が32歳や34・35歳になったときに迫られるかもしれない。ずっと戦ってきたから難しい決断だよ。物心ついたときからずっとマットの上で戦ってきたんだ。やめて他のことをするのは難しいことだ。みんなには理解できないことだけどしょうがないね」

ゲイジー戦の準備期間中にヌルマゴメドフは足の指を骨折したり、おたふく風邪になっていたとされています。そんな状況を乗り切るためにはメンタル面が大事であると語りました。

「私にはダゲスタンだけでなくロシア中に、さらに世界中にも多くのサポーターがいる。彼らに対して責任があり、それが私を悩ませたよ。重傷を負って9月中旬に5日間入院したんだ。その後復帰して足の指を骨折した。自分に打ち勝つという言葉があるけどそれは本当だよ。骨よりも気持ちの方が先に折れてしまうから、心理的に壊れない人はフィジカル的にも壊れにくいんだ」

最後にヌルマゴメドフはファンからのサポートに感謝しています。

「この試合の前に心理的に起こった全てのことが減量や準備期間中に、オクタゴンの中でも外でも言い表せないような強さを与えてくれたんだ。その強さの最も大きな要因だったのは、ファンからの絶大な支えがあったことだ。私は父親と空港に到着すると、いつもファンに対応するのが恒例だった。でも今回は多くの人を集めない方が良いと思ったんだ。だからこのような機会を与えてくれたことに感謝したい。ダゲスタンはテレビやネット上で必ずしも良いイメージを持たれていないから、私の勝利によってみんなが前向きな気持ちになってくれれば、私のモチベーションも上がるんだよ」