週末に行われたUFCファイトナイトのメインイベントでは、ハファエル・ドス・アンジョスがポール・フェルダーをスプリット・デシジョンで下して勝利しました。
元ライト級チャンピオンのドス・アンジョスは再びタイトルを手にするためにウェルター級へ転向したものの、再びライト級へ復帰する選択をしました。
再びトップに返り咲きたいと考えており、試合後の記者会見で今後について聞かれたドス・アンジョスは次のように語りました。
「私をタイトルへ導いてくれるなら誰でもいいよ。再びチャンピオンになるために階級を上げた。ウェルター級に上がったときには、3連勝して元チャンピオンを倒して、タイトルをかけて戦った。勝つことはできなかったが、今はライト級に復帰してベルトをかけて戦いたい。ベルトが私の目標だし、そこに導いてくれるなら誰でも構わないよ。しかしトップ5にいる選手なら誰でも非常に戦略的で、簡単には誰も試合をやりたがらない。それがイヤなんだ。私は昔の人間であり、昔は誰とでも戦うものだった。最近の選手は非常に戦略的な計画をしているように感じるよ。どう進んでいくのかはいずれわかるだろうね」
試合の5日前にはイスラム・マカチェフからフェルダーへと代わることになりましたが、ドス・アンジョスは相手が全く異なるためにアプローチがより難しくなったと語っています。
「トレーニングしてこなかったことを全てやらなければいけなくなった。5日間で全ての調整を強いられたんだ。サウスポーのレスラーを相手にテイクダウンの防御のトレーニングをしていたけど、非常にテクニカルなオーソドックスなストライカーと対戦しなければならなくなったからね。5日前に彼に出場してもらったが、彼は失うものは何もないと言っていた。そういうヤツと戦うのは非常に難しいし、ラウンドの序盤でそれを感じていたんだ。距離感やオーソドックスであることに少し苦戦したし、それをつかむのに時間がかかったよ」
今回はスプリット・デシジョンによる勝利だったものの、ジャッジ2人は50-45の判定でしたが、最初のジャッジは48-47でフェルダーの勝利と判定しました。しかしドス・アンジョスは勝利を手にしたことに満足していると語っています。
「不安になったよ。全てのラウンドで勝ったと思っていたからね。コントロールして自分の試合をやって勝利を手にすることができたよ」