元バンタム級チャンピオンだったTJディラショーは、昨年禁止薬物のEPOドーピングを行っていたことが発覚したことから、2年間の出場停止処分を受けました。
2019年1月19日から処分が開始されることになったため、来年1月19日以降に復帰することができます。
まもなく復帰ができるディラショーは『ESPN』でインタビューを受け、もしEPOを使ってもバレずにセフードを倒していたらどう感じていたのかの質問に対して、次のように語りました。
“I would have made that excuse to myself. I feel like I would have been able to justify it, how f—ed up that is.”@TJDillashaw candidly answered whether he would have been able to justify taking EPO, had he not been caught. (via @bokamotoESPN) pic.twitter.com/Yc9WqkSV3F
— ESPN MMA (@espnmma) December 3, 2020
「最初は罪悪感を感じていたんだろうが、はっきり言うと、試合を受けるべきではなかったかもしれないってところまで来ていたんだ。実際には試合を受けるべきではなかったとわかっていたが、やっぱり同じことをしていただろうね。体重をつくれないけど何とかしないといけないって気持ちになっていた。だから飲んではいけないものを飲んだし、病院に行って医師に診察されていれば処方されていただろうけど、それは私が摂取した言い訳にはならない。私はプロのアスリートだから、飲んではいけないことはわかっていたけど、自分にその言い訳をしていたんだ。正当化することはできただろうがそれは最低なことだったね」
出場停止処分によって当時保持していたバンタム級タイトルが剥奪されたため、ディラショーは復帰後すぐにバンタム級タイトルを取り戻したいと語っています。
「あのタイトルが欲しい。すぐに戦いたいね。というのもあの階級では0勝2敗だったヤツに勝っただけのピョートル・ヤンがベルトを持っているからだ。ジョゼ・アルドは(バンタム級で)2敗していて、ヤンは彼を倒してタイトルを獲得しているからね。だから彼はそれで自分のことをチャンピオンだと言えるんだろうか?私からすれば暫定チャンピオンだ。あのベルトは試合ごとに所有者が変わってきた。支配していた選手は誰もいない。あのベルトは私のものだから取り戻したい。だからすぐにタイトル戦がしたいね」
「私にとってはプレッシャーを受けることがモチベーションになるんだ。ベルトを取り戻すことは間違いない。3度目のバンタム級チャンピオンになる。それは間違いないことだし、みんなが思っている以上に早くベルトを取り戻せるだろうね」
現在のバンタム級はアルジャメイン・スターリングが次期挑戦者候補となっており、ディラショーは3月頃の復帰を目標にしているようです。
そんな中でその次のタイトル挑戦者候補の一人であるコーリー・サンドヘイゲンは、マルロン・モラエスに勝利した後、次にディラショーとの対戦を望んでいると明らかにしました。
ディラショーはすぐにタイトル挑戦ができないのであれば、トップ選手との対戦であれば受ける可能性を示唆しています。
「彼は私と戦いたいと言っていた。なぜならそれがタイトルへの近道だってわかっているからだ。彼が私と戦いたいと言っているのはタイトルを獲得したいからだろう。そうすべきだね。でも私もタイトル戦をやりたいんだ。もし他の誰かと戦わなければいけないのなら、トップ5にいる選手とやりたいね」